東京工業大学の公認サークルデジタル創作同好会traPは8月28日、中高生のためのプログラミング教室を株式会社サポーターズの協力を得て3年ぶりに東工大大岡山キャンパスの講義室で対面にて開催しました。
本教室は、東工大生が講師となり、中学生と高校生にプログラミングを教えます。traPが年2回主催し、今回で12回目となります。
13名の参加者はプログラミングを用いて、最終的にWebブラウザで動くインベーダーゲームを制作しました。用意したオリジナル資料を元に、JavaScript(ジャバスクリプト)というプログラミング言語を用いて、弾を発射したり敵を倒したりといった基本的な機能を、図形の描画や変数、if文による条件分岐などで実装しました。
休憩をはさみ6時間ほどプログラミングを行い、どのグループも基本となるインベーダーゲームを完成させることができました。基本的なゲームが完成した後は、音楽・効果音の追加や反復処理を使った図形の描画など、発展的な内容にも取り組みました。
また、昼食後はLT会を行いました。LTとはLightning Talk(ライトニング・トーク)の略で、1人5分程度の短いプレゼンテーションを行うものです。今回はtraPから1名がLTを行い、自作のリアルタイムコメントシステムを参加者に使ってもらいながら、プログラミングとは何かについて話をしました。
終了後のアンケートでは参加者全員から「良かった」との回答があり、「楽しかった」、「この教室をきっかけにプログラミングに興味を持つことができた」などの感想が寄せられました。
デジタル創作同好会traPは、今後もプログラミングの楽しさを伝えられるように活動し、次回の開催へ準備をしていきます。
プログラミング教室の司会を務めた、理学院 地球惑星科学系の辻健太さん(学士課程3年)のコメント
今回、3年ぶりに本教室を対面開催することができ、中高生の方に直接プログラミングの楽しさを伝えられたことを大変嬉しく思います。私は中学生の時にプログラミングに触れる友人の姿を見て興味を持ちました。その友人に教えられながら簡単な言語の環境構築のやり方を行ったことを覚えています。
このプログラミング教室を通した経験より、少しでもプログラミングが身近なものであると感じていただけたら幸いです。
デジタル創作同好会traPとは
デジタル創作同好会traPは、東京工業大学で活動する技術(ものつくり)系公認サークルです。デジタルコンテンツのチーム制作や技術共有を目的として、2015年4月に設立しました。アプリ・ゲームの制作を中心に、音楽(DTM:Desk Top Music)、グラフィック(イラスト、3Dモデル、ドット絵、動画)などのクリエイティブ活動の他、競技プログラミング(競プロ)やサイバーセキュリティ(CTF:Capture The Flag)も行っています。また、ゲーム制作者交流イベントや中高生向けのプログラミング教室を主催するなど外部との交流も積極的に行っています。
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