東京工業大学は「東京工業大学統合報告書2022」を発刊しました。本学を応援してくださる産業界、投資家、学生・ご家族、教職員、卒業生などの幅広いステークホルダーの皆様に、「世界最高峰の理工系総合大学」の実現を目指して改革に取り組む姿勢へのご理解を得るために本学初となる「統合報告書2021」を2021年11月に発刊しており、本書はそれに続く2冊目となります。
2021年の発刊後、学長自らが統合報告書について語る説明会を開催するなど、ステークホルダーの皆様と対話する機会をもちました。その中でいただいたご意見をもとに本学の「ありたい未来」を検討し、「統合報告書2022」はそのテーマを「成長」としました。
大学の成長とは「大学の研究成果をもとにした『知の社会実装』と、未来を担う『リーダー人材の育成』が社会全体の成長を促し、結果として大学に戻る人的資源や財政基盤が拡大することを意味し、基礎研究を含む様々な研究成果や人材のさらなる創出を可能とする好循環によってもたらされるものです。つまり大学の成長は社会の成長と共にあるのです」と益一哉学長は本書の中で述べています。
「成長」に向けた大学の戦略や各種取り組みをはじめ、理事・副学長、研究者、部局長、卒業生による4つの対談や鼎談、座談会を通じて、東工大の成長戦略、教育、研究、産学連携、ダイバーシティなどの取り組みについて議論を交わし、どのような改革を現在進めているかを紹介します。各対談・鼎談・座談会は「東京工業大学統合報告書2022」に要点を掲載すると同時に、本学ウェブサイト上の「特集コンテンツ」に全文を公開しました。
なお、本報告書を補完するものとして、財務状況、財務情報を明示することに特化した「財務データブック2022」を発行し、「財務情報」のページで公開していますので、あわせてご覧ください。