東京工業大学ヨット部が、10月8日~10日に行われた第89回関東学生ヨット選手権大会(通称:秋インカレ)決勝においてスナイプ級で7位となり、第87回全日本学生ヨット選手権大会(通称:全日本インカレ)に出場します。
ヨットレースは、ディンギーと呼ばれる2人乗りのエンジンのないヨットに乗り、風や潮といった気まぐれな流体の中をどう早く進むか、高度な戦略と戦術が要求される頭脳スポーツです。中でも、スナイプ級は、鳥のシギを指す英語名からその名が取られ、2人乗りでレーシング・ディンギーという2枚の帆を用いるレースで、その安定感ある艇体とシンプルな構造により、国内外を問わず幅広い年齢層から親しまれているクラスです。
大会では、各大学が1チーム3艇の船を走らせ、その合計得点によって順位を競います。
葉山沖で行われた秋インカレ決勝においてスナイプ級は15校中7位となり、全日本インカレへと駒を進めました。
全日本学生ヨット選手権大会は、2022年11月2日~6日に滋賀県琵琶湖にて開催されます。スナイプ級の全日本大会への出場は2020年以来2年ぶりです。
出場メンバーのコメント
ヨット部主将 西岡龍(物質理工学院 応用化学系 学士課程4年)さん
私は1年生の時、漠然と全日本に出場したいと思っていました。それが2年生の時に全日本で4位という輝かしい成績を残した先輩の姿を見て現実的なものとなりました。しかし、3年生となり始めてレースメンバーとして挑んだ昨年のインカレの結果は到底全日本には及ばないもので壁の高さを時間しました。それから1年間自分が主将となってから全日本出場という目標のために研究との両立は大変でしたが、使える時間は出来る限り練習を行いました。また、ただ漫然と練習するのではなく、今まで以上に目的意識をもって練習をしました。結果的にたくさんの人のサポート、応援もあり全日本に出場するという目標を達成することができました。本当にサポートしてくださった方々には感謝申し上げます。そして、全日本に出場しただけで満足するのではなく応援してくださる方々の期待に応えられるよう精一杯頑張ってまいりますので更なるご声援のほどよろしくお願いいたします。
スナイプ級チームリーダー 蒔田翔吾(工学院 経営工学系 学士課程4年)さん
この度目標であった「全日本インカレ出場」を達成することができ、大変嬉しく思います。この結果はチームのメンバー全員が日々の練習に真摯に打ち込んだ結果です。また、日頃よりヨット部の活動をご支援頂いているくらまえ潮会や大学をはじめとする全ての関係者に感謝を申し上げます。
チーム一丸となって全日本の舞台でも活躍して参りますので、応援よろしくお願いします。
この大会で実力を出しきって、今後の研究活動により一層励みたいと思います。
スナイプ級スキッパー 岩倉遼河(工学院 機械系 学士課程4年)さん
関東予選を勝ち上がり、大学スポーツの頂点とも言える「全日本インカレ」に出場できたことを大変喜ばしく思います。コロナ禍もあり活動が危ぶまれる時期もありましたが、チームで試行錯誤をし、様々な方のサポートを受け、目標達成に向け諦めずに取り組んだ結果だと思います。
平日は学業と研究、休日はヨットと、ハードではありますがとても価値のある学生生活を送ることができました。これまでご支援してくださった方々への感謝の気持ちを忘れず、全日本の舞台でも入賞を目標に全力を尽くしてまいります。
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