東京工業大学博物館(以下、東工大博物館)が、附属科学技術高等学校(以下、附属高校)の生徒によって360°映像を使った臨場感あふれるパノラマ博物館サイトとして配信されました。
附属高校ではコロナ禍により、文化祭が2020年は中止、2021年は在校生と保護者対象の課題研究発表や文化祭ウェブサイトの限定発信となるなどの制限が続きました。2022年の文化祭は在校生と保護者を対象とした対面実施と並行し、360°映像を使った臨場感あふれる文化祭ウェブサイト360°VIEW(360°パノラマ文化祭)の作成を生徒が提案し、東京工業大学基金の援助を受け実現しました。
この文化祭企画の1つとして、東工大博物館を附属高校の生徒が360°パノラマ文化祭から鑑賞できる「360°パノラマ博物館」として開設し、広く一般へ紹介しました。
サイト作成の準備は夏休みから始まり、附属高校の生徒たちは東工大大岡山キャンパスの百年記念館を見学し、博物館展示についても説明を受けました。
なかでも、現在展示されている1987年3月に附属高校にて修復されたスターリングエンジンは、附属高校にとっては縁があるため念入りに360°カメラで撮影しました。
それぞれが撮影した画像にコメントを追加し、それをもとに情報システム分野2年生有志がウェブサイトを作成、9月に編成した協働開発チームを情報システム分野3年生が技術サポートしました。
360°パノラマ博物館サイト制作に関するプログラミング解説
文化祭準備日に課題研究発表企画も撮影し、下記の2つのWebサイトへ追加しました。
360°パノラマ博物館サイト
360°パノラマで見る文化祭(第17回弟燕祭サイト)
※上記 2サイトはいずれも2023年3月までの公開