10月24日~30日までの1週間、大岡山北口商店街にあるレンタルスペースにて、様々な展示やイベントを行う「飛び出せ!おおお知るまちプロジェクト~大岡山をもおおおっと好きになる1週間~(略称:飛びまち)」を東京工業大学の学生が中心となり活動する学生団体が開催しました。おおお知るまちプロジェクトは地域の方々と直接交流し、大岡山をもっと知ってもらい、もっと好きになってほしいという想いから始まりました。今回のイベントは半年にわたり準備を重ね、会場の内装や設営も全て手作業で行うなど、こだわりの空間となるよう企画しました。
予定していたイベントに加えて、飛びまち会場を見た商店街の方が陶芸教室を開いたり、東工大の先生が急遽飛びまち会場で建築学系の学士課程2年生向けのまちづくりの講義を行ったりと、リアルな場があるからこその思いもよらない飛び入りイベントもあり、盛りだくさんの1週間となりました。7日間で延べ500人以上の方が来場しました。
大岡山を再発見 ― 常設展示
- 今までnoteで執筆してきた、大岡山に関する記事のパネル展
- 坂の多い大岡山のまちを立体で表現し、地域の方々の大切な場所に旗を刺してもらう模型展示
- パン屋の多さを生かして、パンと共に大岡山の好きな風景を撮影してもらうフォトコンテスト
- 地域の方々に持参していただいたお気に入りの大岡山のまちの写真から、まちの「かけら」を抽出してアーカイブする展示
年代を超えた交流 ― イベント
- 東工大の隠れた名所を回ったり、大岡山の水の流れを巡ったり、大岡山駅の歴史を学んだりと、テーマの異なる3つのまち歩きツアー
- 建築学系3年生の授業で行った、大岡山を対象敷地とする設計製図の課題の、地域の方々に向けた発表会
- 子どもたちに勉強を教えたり相談に乗ったりと、地域の小中学生と交流する寺子屋
- 地域で活動する団体に依頼した出張子育てサロン
- 東工大生が所属するサークル「Robogals Tokyo(ロボギャルズ トーキョー)」によるプログラミング教室
おおお知るまちプロジェクトメンバー 環境・社会理工学院 建築学系 尾崎由芽さん(学士課程4年)のコメント
展示やイベントを介して地域の方々とお話しすることができ、大岡山が皆に愛されるまちであることを実感しました。まちの歴史に詳しい方が色々教えてくださったり、まちづくりに興味がある方が私たちの活動に対してアドバイスをくださったりと、リアルな場を設けたことで生まれた出会いが沢山あり、とても充実した1週間になりました。今後は、何年も大岡山に通う東工大生にも大岡山の魅力を発信できる機会を設けることができたらと思います。
おおお知るまちプロジェクトとは
「おおお知るまちプロジェクト」は東工大 環境・社会理工学院 建築学系の学士課程学生・修士課程学生8人を中心とした学生団体です。大岡山にある東工大に通う学生たち自身がもっと大岡山のことを知りたい、そして地域の方々や東工大生と大岡山の好きなところを共有したい、という想いから設立しました。主な活動内容は、ブログサイトnoteにておおお(=大岡山)の魅力を発信する記事を執筆することです。「おおお知るまちプロジェクト」は未来人材応援プロジェクト「みらい創造チャレンジ」、東京工業大学基金事業「理科教育振興支援(ものつくり人材の裾野拡大支援プロジェクト)」の支援を受けています。