東京工業大学の学生交流プログラム“Tokyo Tech-MIT Student Exchange Program 2022”第4期生による留学報告会が2月2日に行われました。
このプログラムは工学院、物質理工学院、環境・社会理工学院の3学院とマサチューセッツ工科大学(以下、MIT)原子力科学工学科と結んでいる協定に基づく学生交流プログラムです。MIT先進原子力エネルギー研究センター(CANES)と本学科学技術創成研究院(先導原子力研究所担当)の間で2017年2月に更新締結した部局間協定(2006年に旧革新的原子力研究センターとMITにて当初締結)を基礎としています。2019年度から始まったパイロットプログラムを経て、2021年度より正式なプログラムとして学生交流を実施しています。
2020年はコロナ禍の影響で交流が止まっていましたが、2021年度の派遣に続き、2022年度は東工大から第4期生として2人の女子学生、工学院の目見田晶子さん(機械系 学士課程4年)と物質理工学院のイヴァナ・タンジルさん(応用化学系 学士課程4年)がMITで4ヵ月の留学期間を過ごしました。UROP(Undergraduate Research Opportunity Program)でも有益な時間を過ごし、MITで優秀な成績を収めました。
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井村理事・副学長(教育担当)(中央)、タンジルさん(左)、目見田さん(右)
報告会では帰国した学生が井村順一理事・副学長(教育担当)へ以下のMITでの活動を報告しました。
1科目につき週4時間のクラスに加え、平均7時間以上かかる課題や予習のリーディングに、MITの学生は知的好奇心旺盛に積極的に質問をして取り組みます。その姿にとても刺激を受けましたが、当初はおじけづく自分がいました。でも、学友やMIT教員のサポートもあり、いつの間にか積極的に参加するようになっていました。
MITキャンパスの周辺には美術館や科学館があり、ボストンの中心にはアメリカの歴史を堪能できるスポットがいくつもあります。学生パスを使って、美術館に無料で訪れたり、ボストン交響楽団を聴いたりすることもできます。ボストンは街全体に学生を応援するような雰囲気があるので、外へ出て好奇心に従って行動した方が充実した日々を送ることができると思います。
初めての海外留学だったので、留学してすぐの頃は馴染めないと悩んだアメリカ生活も、今ではとても良い思い出になっています。MITプログラムでの実りある留学経験により得た視野の広がりは、日本にいたら絶対に得られなかったものなので、東工大生にぜひ参加してもらいたいです。
現在、東工大にはMITプログラム第1期生(2019年)として来日したエヴァ・リソウスキーさんが、大使館推薦国費留学生として4月より環境・社会理工学院 融合理工学系原子核工学コース修士課程に在籍しています。リソウスキーさんは、1月27日にMITのリチャード・レスター教務担当副学長が本学を来訪した際、MITと本学の魅力ある学生交流について報告しました。
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(左から)MITのレスター副学長、リソウスキーさん、科学技術創成研究院の加藤之貴教授、同研究院の相樂洋准教授
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