4月6日、東京工業大学附属科学技術高等学校(以下、附属高校)の入学式が田町キャンパスの附属高校体育館で執り行われました。新入生201人と教職員に加え、4年ぶりに保護者も出席しました。
附属高校中川茂樹校長は式辞で、「新入生の皆さんが、本校で科学技術や異なる考え方を理解できる力をしっかり修得して、将来、さまざまな問題を解決することに積極的に“挑戦”し、日本および世界の発展に貢献できる人材となることを大いに期待しています」と、挑戦することの重要性を話しました。また、「新型コロナウィルス蔓延による困難な状況もようやく収束に向かいつつあり、新入生の皆さんには本校で思う存分活躍していただきたい。本校には、皆さんが高校生活を楽しく有意義に過ごすための充分な環境も整っています」と述べました。
東京工業大学の益一哉学長は、コロナ禍の中学生活を送る中、希望を持ち続け、勉学に励み、本校へ入学したことを称え、「東工大では失敗を恐れず何事にも挑戦することが重要だと考えています。この『志』を東工大附属科学技術高等学校に入学した皆さんと共有したい」と祝辞を述べました。来賓の東工大井村順一理事・副学長(教育担当)、湊屋治夫理事・副学長(事務総括担当)・事務局長、附属高校PTA会長、附属高校同窓会の芝浦工業会会長、教育後援会会長、同副会長が紹介され、上村佳節副校長のあいさつ・担任紹介がありました。その後、新入生代表が中国の故事を取り上げ、「雨だれ石をうがつつもりで3年間を過ごしていきたい」と誓詞(ちかいのことば)を述べました。
附属高校では、東工大と密に連携した教育を受けることができます。
ご入学された皆さま、おめでとうございます。