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第16回学生応援フォーラムを開催 学生たちが日頃の活躍を報告

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東京工業大学学生支援センター未来人材育成部門は、2月27日「第16回学生応援フォーラム」をTaki Plazaにて開催しました。
この学生応援フォーラムは毎年開催し、学生間・大学・地域にとって有益で公的な学生活動を支援し、本学での学生活動を活性化させるとともに、学内に限らず他大学の学生たちとの交流も促進することを目的としています。

司会を務める梶川さん(右)と大河原さん(左)
司会を務める梶川さん(右)と大河原さん(左)

今回は3年ぶりの対面開催となり、65人が参加しました。本学の学生・教職員だけでなく、東京医科歯科大学からの参加もありました。

フォーラムの司会進行は、工学院 電気電子系の梶川亮介さん(修士課程2年)、環境・社会理工学院 土木・環境工学系の大河原早紀さん(学士課程3年)が務めました。
益一哉学長が開会のあいさつを行い、未来人材育成部門長の伊東幸子教授がフォーラムの主旨について説明しました。

開会あいさつをする益一哉学長
開会あいさつをする益一哉学長

フォーラムの趣旨説明をする伊東幸子未来人材育成部門長
フォーラムの趣旨説明をする伊東幸子未来人材育成部門長

招待講演「地域と共に社会課題を解決する教育 —大正大学のばあい—」

学生応援フォーラムでは、毎回、他大学の優れた取り組みから学びを得るため、ゲストスピーカーを招いています。今回は大正大学の地域連携活動について「地域と共に社会課題を解決する教育 —大正大学のばあい—」というタイトルで話しました。

大正大学で開講している社会・地域貢献に関する科目「サービスラーニング」「地域課題解決実践論」を担当している齋藤知明専任講師(心理社会学部 人間科学科)から、大正大学の概要とサービスラーニングを中心とした講義概要や趣旨などの説明がありました。また、実際に活動に関わっている学生たちは、東日本大震災以降の宮城県南三陸町での復興支援活動、震災犠牲者追悼と地域振興を図った大学構内での盆踊りイベントの主催、大学周辺にある銭湯を活用したコミュニティ構築活動の具体例の報告と、これらの活動を通じて当事者意識が向上しただけでなく、率先して行動していく力が身につき、自身が住む地域でも応用できたと話しました。

大正大学の活動について説明する齋藤講師
大正大学の活動について説明する齋藤講師

大正大学の園部さん
大正大学の園部さん

大正大学の番場さん
大正大学の番場さん

大正大学の宮原さん
大正大学の宮原さん

「東北復興活動部 〜結〜」について:園部豊大さん(仏教学部 仏教学科 3年)
「第12回鴨台盆踊り実行委員会」について:番場彩愛さん(表現学部 表現文化学科 2年)
「すがもプロジェクト銭湯コミュニティ班」について:宮原咲也佳さん(社会共生学部 公共政策学科 3年)

大正大学の地域とのコミュニティ育成の様々な取り組みは、経験学習による振り返りを重視していることはもちろんのこと、常に「will、can、needs(したいこと、できること、求められていること)」を意識した企画や、その企画によって「誰を幸せにしたいか=利他」を明確にするコンセプト・ターゲット構築など、実践以前の学習・合意形成に力を入れるなど、長年の蓄積に基づいてさまざまな工夫が施されており、本学の地域貢献の参考となる実践活動でした。

大正大学の講演を熱心に聞く参加者たち

大正大学の講演を熱心に聞く参加者たち

参加者からの感想

  • 文系学生ならではの学問との関連があって興味深かった。
  • 地域との連携や日本の文化に関わる取り組みがいろいろあり、東工大とはまた違う視線で社会問題を見つめていることが感じられてよかった。
  • 普段文系の方と接する機会がないので違う視点が得られて良かった。このような方々と知識の融合を行うことで一味違うものを創造できたらなと思った。

東工大の学生活動の口頭発表

未来人材育成部門が支援する本学の学生活動「学勢調査」「東工大VG(学生ボランティアグループ)」「ピアサポーター」「留学促進団体FLAP(フラップ)」「学修コンシェルジュJr.(ジュニア)」について、実際に活動に参加している学生による、活動の内容や意義の紹介がありました。

学勢調査

長谷川義人さん(生命理工学院 生命理工学系 学士課程3年)

学勢調査の長谷川さん
学勢調査の長谷川さん

学勢調査は全学生を対象としたアンケートを実施し、学生の生の声を大学に届ける活動です。今年度は調査の実施と結果の分析、それらを大学へ伝えるための提言書の作成などを行いました。東京医科歯科大学との統合や、入試女子枠の設置などを受けた追加の調査なども行い、大きな出来事に柔軟に対応して活動しました。僕は、研究室で活動を始め、色々な話を聞く機会が増えたので、今後はより多様な視点から活動を進めていければと思います。

東工大VG(学生ボランティアグループ)

松村慶さん(環境・社会理工学院 土木・環境工学系 学士課程4年)

東工大VGの松村さん
東工大VGの松村さん

活動の発表を通して、東工大VGの活動の見直しとともに、今後の活動について考えることができました。他団体の活動から受けた大きな刺激が、今後の活動のモチベーションを高めることにつながりました。また、他大学や東工大の各活動団体との接点を持つことによる、活動の広がりの大きな可能性を感じました。今後は、社会との結びつきが強い土木の学生としても、団体の外側の世界との連携により一層力を入れ、学業にも活かしていきたいと思います。

ピアサポーター

小川康輔さん(工学院 機械系 学士課程3年)

ピアサポーターの小川さん
ピアサポーターの小川さん

学生応援フォーラムでは普段関わることが少ない他団体と交流・情報交換を行うことできました。特に、活動が似ている団体と今後の協力について話すことができ、活動をより良いものにする足掛かりを得ることができました。また、大正大学の学生の方々の話を聞いて、学生主体の活動を行っていく上で重要視すべきことや持つべき意識を再確認できました。ピアサポート活動を通して、学生応援フォーラムのように他大学の方との交流・情報交換ができるなど、通常の学業では得られない経験を積むことができます。今後も頑張っていきたいです。

留学促進団体FLAP

池田真弥さん(工学院 システム制御系 学士課程3年)

留学促進団体FLAPの池田さん
留学促進団体FLAPの池田さん

FLAPは学生主体で東工大生の留学を後押しする活動を行っています。私たち自身も留学に積極的で、現在半数以上のメンバーが留学しており、長期留学から帰国したメンバーもFLAPの活動に参加し、以前よりさらに有意義に活動できていると感じています。私自身、長期留学の経験はないのですが、行動力のある先輩方に囲まれて活動することで、自分が東工大でしたい学び・研究を見つめなおすことができ、今後修士課程で行ってみたいという気持ちがさらに高まりました。

学修コンシェルジュJr.

中山真吾さん(環境・社会理工学院 土木・環境工学系 学士課程4年)

学修コンシェルジュJr.の中山さん
学修コンシェルジュJr.の中山さん

本フォーラムにおいては同じ学修支援を行なっている団体との協働活動を提案できた他、教職員の方から多くの質問や提案を頂けたことで今後の活動について改めて考えるきっかけとなりました。私は「災害を減らし日本をより住みやすい社会に」を目標に研究に取り組んでいますが、この活動を通した発表等の経験が研究活動にも良い刺激となっています。今後も学内での研究活動と学修支援を精一杯努めて参ります。

宮本泰地さん(工学院 経営工学系 学士課程2年)

学修コンシェルジュJr.の宮本さん
学修コンシェルジュJr.の宮本さん

今回の学生応援フォーラムは、私にとって大学の公の場で、大勢の人の前で発表する初めての機会でした。緊張しましたが、事前の準備を入念に行い落ち着いて発表することができました。私は経営工学を専攻しており、将来つきたい金融などの業種でも人前で発表する力は求められるだろうと感じていたので、今回の経験はかなり貴重なものとなりました。

パネル発表

フォーラムの後半では、「図書館サポーター」「教育革新センター・オンライン教育部門学生アシスタント」「Taki Plaza Gardener(タキプラザガーデナー)」「Attic Lab(アティックラボ)」「iGEM Tokyo Tech(アイジェム)」「みらい創造チャレンジ『ArTech(アーテック)コンテスト―芸術的なロボット技術コンテスト―』」「みらい創造チャレンジ『おおお知るまちプロジェクト』」「みらい創造チャレンジ『Kitmee(キットミー)』」の8活動が、1分間のプレゼンテーションとパネル発表を行いました。口頭発表を行った5活動も加えた、13活動のパネルが展示されました。久しぶりに対面で、参加者同士笑顔を交えながら活発な意見交換を行いました。

最後に井村順一理事・副学長(教育担当)による閉会のあいさつがありました。

ポスター発表での意見交換
ポスター発表での意見交換

閉会あいさつをする井村理事・副学長(教育担当)
閉会あいさつをする井村理事・副学長(教育担当)

司会学生のコメント

梶川さん

久しぶりの対面開催であり、多くの刺激を直接受ける貴重な機会になったと感じています。FLAPは、東工大生の留学への敷居を下げるために活動している一方で、まだまだ目標とはほど遠い現状があります。本フォーラムを通じて、学内外の団体と意見を交換したり、他の団体が持つ問題と実際の解決方法を聞いたりすることができました。これをきっかけに研究室でも自らが直面している課題に対し、これまで以上に積極的な議論をしようと思います。今後も学内で、今回のような活動を共有し、互いに刺激しあう場が増えることを願います。

大河原さん

司会補佐として参加し、本学での精力的な学生活動を再認識しました。発表・質疑応答は、普段意識してこなかった学内でのすみ分けを考え、特色を活かした大学間交流も視野に入れる機会となりました。活動自体を知らない学生へのアプローチを模索する必要を感じるとともに、本フォーラムでは、私が関心を寄せるまちづくりの分野と密接に関連するお話が多かったため、今後自身の学びや研究を活動に還元したいという思いが一層強まりました。

フォーラム参加者の声

  • 東工大内にこれだけ多くの活動が存在していることに驚いた。自分たちの活動と他の団体の活動で情報交換を行って横のつながりをつくる必要性を感じた。
  • 学生主体の活動が活発である印象を受け、非常に面白い学校だと感じた。学校を良くしていこうとする姿勢が素晴らしいと感じた。
  • 学生一人一人の意識が高く、大学そのものの質も高いと感じました。
  • 学生さんたちの発表を聞かせていただき、日本の未来の明るさを感じました。この動きが、波及していくとよいですね。

学生支援センター未来人材育成部門(学生活動支援窓口)では、学生の主体性や社会性の涵養、アントレプレナーシップを備えた人材育成を目的とする学生活動を今後も支援していきます。

組織名や参加者の職名・学年は全て開催当時のものです

東工大基金

サークル等学生団体の活動は東工大基金によりサポートされています。

東工大への寄附 > 東京工業大学基金

お問い合わせ先

学生支援センター未来人材育成部門

Email siengp@jim.titech.ac.jp

Tel 03-5734-7629


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