9月5日、カンボジア工科大学(本学協定校)副学長および国立バッタンバン大学学長、スバイリエン大学理工学部長ら計7人が、独立行政法人国際協力機構(以下JICA)が運営する「産業開発のための工学教育研究強化プロジェクト(The Project for Strengthening Engineering Education and Research for Industrial Development in Cambodia)」※の研修のため、東京工業大学を訪れました。
初日は益一哉学長、佐藤勲総括理事・副学長、渡辺治理事・副学長(研究担当)、髙田潤一環境・社会理工学院長との懇談が行われました。懇談では、はじめに益学長のあいさつがあり、続いて、JICA人間開発部 高等・技術教育チームの岩﨑昭宏課長より、本プロジェクトを含め、東工大が関わったJICA国際開発プロジェクトへのさまざまな貢献に対する感謝の言葉がありました。
そして、カンボジア3大学によるそれぞれの大学紹介と佐藤総括理事による本学の紹介に続き、今回の研修テーマにあわせて、渡辺理事より東工大の産学連携活動について紹介がありました。その後、カンボジアにおける産学連携の現状と今後について、意見交換が行われました。
一行は、9月11日まで大岡山キャンパスにおいて、本プロジェクト・チーフアドバイザーの髙田環境・社会理工学院長が担当する産学連携に関する研修を受講しました。今回の訪問により、本学を含む日本における産学連携の取り組みによる蓄積を共有したことが、将来のカンボジアにおける産業発展の一助になると期待されます。
日本式の研究室中心教育(LBE:Laboratory-Based Education)の導入を目指した教育体制の構築と、地方大学の人材育成や教育研究体制の整備、産学連携強化を行うプロジェクト
関連リンク
- 「東工大グローバルウェビナー」を創設|東工大ニュース
- カンボジア教育青年スポーツ省次官補が東工大を訪問|東工大ニュース
- 産業開発のための工学教育研究強化プロジェクト(カンボジア)|ODA見える化サイト(JICA)
- カンボジア工科大学(東工大部局間協定校)
- 国立バッタンバン大学
- スバイリエン大学