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益一哉学長が日本最大規模の女性アワードで「HeForShe賞」を受賞

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東京工業大学の益一哉学長は10月31日、Forbes JAPAN(フォーブスジャパン)が主催する日本最大規模の女性アワード「WOMEN AWARD 2023」の個人部門において、「HeForShe(ヒーフォーシー)賞」を受賞しました。HeForShe賞は、WOMEN AWARD個人部門の中で唯一の男性への賞で、ジェンダー平等推進を呼びかけ、行動を起こした男性に贈られるものです。

HeForShe賞のトロフィー

HeForShe賞のトロフィー

受賞理由

Forbes JAPANが発表した受賞ポイントは以下の通りです。 ※ カッコ内は本学補足

  • 閉鎖的なアカデミアの中、かつ男社会の理工系で大きな変革を実行した功績
  • 理系人材の採用、育成の重要性が増している中、大学の(入試制度に)女子枠を設け、女性比率の引き上げ(を目指した点)

本学はダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)を強力に推し進めています。その取り組みの一環として、2024年度の学士課程入試から総合型・学校推薦型選抜に女子枠を導入します。この決断と益学長のリーダーシップが高く評価され、今回の受賞につながりました。

益学長のコメント

このたびは、Forbes JAPAN WOMEN AWARD「HeForShe賞」を賜り、深く感謝申し上げます。
受賞の理由として、東工大が2024年度入学の入試から、これまでにない規模で「女子枠」というポジティブな取り組みに踏み切ったとあります。
大学入試は、受験生に大きな影響を与えます。そのため、制度設計、社会からの反響への適切な対応など、東工大の教職員が一丸となり、Team 東工大として慎重に取り組みました。この受賞は個人賞でありますが、Team 東工大として皆で受賞させていただいたと思っております。

大学には研究という重要な役割があります。研究においては、異なるバックグラウンドや価値観を持つ人々が集まり切磋琢磨することで、新たな成果を生み出し、イノベーションへとつながります。
日本の理工系分野における女性学生の割合は、1990年代に一時的に増加しました。その後も各大学で努力をしましたが、残念ながら2000年以降はほとんど変化がありません。学士課程において、本学で13%、日本の国立大学の理工系で17%程度です。女性の理工系分野への興味を高めるためには、小・中・高校からの取り組みも必要ですが、大学での具体的な対策として、女性を対象とした大規模な「総合型・学校推薦型入試」の導入を決定しました。
本学では2022年から、教員の公募においても全学規模で女性限定公募を行っています。多くの女性に理工系分野を選択肢として考えていただけるよう、さらなる努力を重ねてまいります。

授賞式会場で、トロフィーを手に受賞スピーチをする益学長

授賞式会場で、トロフィーを手に受賞スピーチをする益学長

東工大は、東京医科歯科大学と統合し、2024年秋に「東京科学大学(仮称)」の創設を目指しています。統合ならびに新大学名称は開催中の国会で正式に決まる予定です。この統合において、異なる学問領域を融合した「コンバージェンス・サイエンス」を展開し、多様性から生まれる新しい価値を創出することを目指しております。

今回の受賞を契機に、女性活躍を含む多様性をより尊重し、推進します。皆様と共に成長し、より良い未来を築いてまいります。

東工大ダイバーシティ&インクルージョン

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一人ひとりの創造性を生かすことで、さまざまな背景をもつ人々が活躍する社会の実現を目指します。

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お問い合わせ先

東京工業大学 総務部 広報課

Email media@jim.titech.ac.jp


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