9月1日、タイ王国パトゥムターニ県タイランドサイエンスパーク内のタイ国立科学技術開発庁(NSTDA)において、第2回日野自動車奨学金授与式、および、須山奨学金授与式を開催し、TAIST-Tokyo Techで学ぶ学生2名に目録が授与されました。
TAIST-Tokyo Techは、NSTDAと、タイの四大学(KMITL、KMUTT、カセサート大学、タマサート大学SIIT)、東工大の連携により、2007年に設立された国際協働による大学院です。
日野自動車奨学金は、日野自動車株式会社創立70周年記念事業の一環としていただいたご寄付を基に、TAIST-Tokyo Techの自動車工学コースで学ぶ特に優秀な学生1名に、修士課程2年間にわたって奨学金を支給する制度です。学生は授業料についてNSTDAからの支援を受けているため、日野自動車奨学金を受給することで、TAISTに所属する2年間、生活基盤の心配をすることなく勉学に集中することができます。
今年度の授与式では、日野自動車株式会社・中澤晃一常務より、学生たちへのメッセージをいただいた後、2014年度奨学金受給者のJiramed Boonsakdaさんに目録が渡されました。
須山奨学金は、TAIST-Tokyo Tech組み込み情報システムコースで学ぶ特に優秀な学生1名に対し、修士課程2年間に渡って奨学金を授与するものです。本学同窓生・須山英三氏(昭和28年/1953年卒)は、もともとタイに個人的な繋がりの深いところ、卒業60周年記念の同窓会行事での西原明法TAIST運営委員長の講演によりTAISTを知り、プログラムの趣旨に深くご賛同いただき、今回奨学金という形でご支援いただく運びとなりました。
今回の第1回授与式では、須山氏のご紹介の後、奨学金受給者のTran Sy Bangさんに目録が渡されました。
それぞれの授与式の後には、丸山俊夫本学理事・副学長とThaweesak NSTDA長官が中澤常務、須山氏に花束と記念品を贈呈し、支援への感謝を表しました。