室蘭工業大学、九州工業大学と科学技術に関する産学・人材育成連携覚書を締結 日本を横断する三大学、地域の特性を生かし連携

東京工業大学（学長：益一哉）は、室蘭工業大学（学長：空閑良壽）および九州工業大学（学長：三谷康範）と科学技術に関する産学・人材育成連携の覚書を12月22日に締結しました。産業をリードする研究と教育を行う三大学がそれぞれの特性を生かした多様な連携を図ることで、日本と世界の産業の発展を支える新しい理工系や科学技術領域の研究、産学連携、および先導的な教育・人材育成のさらなる推進を図ります。

各大学が、科学技術に関する研究・産学連携および人材育成を通じた地域・社会への貢献をミッションの柱としていることを踏まえ、以下の4点を目標に職員および学生の交流を図り、各大学の教育研究の水準を一層向上させるよう努力してまいります。

1881年に東京職工学校として設立され、1929年に東京工業大学となりました。140年を超える歴史をもつ理工系総合大学です。世界を舞台に科学技術の分野で活躍できる人材の輩出と地球規模の課題を解決する研究成果によって社会に寄与し、長期目標である「世界最高峰の理工系総合大学」の実現を目指しています。

1887年に室蘭工業大学の祖となる札幌農学校工学科が設置され、1949年に室蘭工業大学となりました。自然豊かなものづくりのまち室蘭の環境を活かし、総合的な理工学教育を行い、未来をひらく科学技術者を育てるとともに、人間・社会・自然との調和を考えた創造的な科学技術研究を展開し、地域社会さらには国際社会における知の拠点として豊かな社会の発展に貢献します。

1909年に開学した私立明治専門学校を前身とする国内屈指の伝統を持つ国立大学です。建学の精神「技術に堪能なる士君子の養成の実践により、これまでに7万人超の技術に精通した知性溢れるエンジニアを世界に送り出すとともに、学術の進展につながる知の創造、産業界の競争力強化ならびに地域の発展に寄与してきました。九州工業大学は、わが国の産業発展のため、品格と創造性を有する人材を育成します。