11月17日、デジタル庁が実施した「法令APIハッカソン」で、東京工業大学の学生3人が参加したチーム「pyてょん3.0」がビジネス・法務賞を受賞しました。
11月10日から17日に開催されたデジタル庁「法令APIハッカソン」は、法令APIプロトタイプを用いたサービス開発試行イベントで、法令等データの利活用による産業・技術・政策立案の発達などを目的としています。
このイベントでチーム「pyてょん3.0」が提案・開発したアプリ「LegalLink Insight」は、業務において法律文書を頻繁に閲覧する法務担当者向けのサービスです。
法令や法律文書は、他の法令や別の箇所で定義された単語を多用しているので、それらを参照しながら適切に解釈する必要があります。「LegalLink Insight」では、同じ画面内に該当の法律内容をスムーズに参照・表示することで、画面を移動するなどの作業が省け、業務の効率化、ミスの削減が可能となります。また、法令や法律文書を効率的に確認できるため作業のハードルが下がり、法令等データ利活用の促進も期待できます。
ビジネス・法務賞受賞 チーム「pyてょん3.0」メンバー
河内誠悟さんのコメント
情報系の講義で学んだプログラミングやシステム設計の分野の知識だけでなく、リベラルアーツの講義で学んだ社会に役立つ技術をふまえて開発しました。
なかなか身近に感じづらい法律という分野への挑戦でしたが、サービスの利用者のニーズを理解してソフトウェアを開発できたことを評価していただきました。
今後も、社会の課題解決に役立つ技術・ソフトウェアについて追求していきたいと思っています。