5月26日の昼休みに、My Study Abroad 留学報告会を開催しました。国際室が募集するプログラムにより留学した学生によるこの報告会は、授業期間中、月1~2回開催されています。
今回は派遣交換留学プログラムにより留学した4名の学生が発表しました。
所属・学年 |
氏名 |
留学先 |
---|---|---|
大学院理工学研究科 機械制御システム専攻 修士2年 |
森嶋 友輔 |
中東工科大学/トルコ |
大学院情報理工学研究科 情報環境学専攻 修士2年 |
田中 あずさ |
シャルマーズ工科大学/スウェーデン |
大学院イノベーションマネジメント研究科 技術経営専攻 修士2年 |
岩田 剛 |
チューリッヒ大学/スイス |
大学院総合理工学研究科 人間環境システム専攻 修士2年 |
大野 耕平 |
スイス連邦工科大学チューリッヒ校/スイス |
森嶋さんは元々海外での仕事に興味があり、日本と全く異なる環境に身をおきたいという志の元、トルコの中東工科大学への留学を決めました。キャンパス内には寮、図書館、銀行、ショッピングセンター等の施設が揃っているため、日常生活に困ることはなかったそうです。また、留学生との共同研究を通し、日本で忘れていた学業の楽しさを再確認するとともに、研究に対するモチベーションアップにも繋がった、との報告がありました。最後に、犬に噛まれた経験から、留学を控える学生に必ず予防接種を受けてから出発するようにアドバイスしました。
シャルマーズ工科大学に留学した田中さんは、多くの学生が夏から留学を始める一方、冬からの留学開始を選びました。そのため、日本人が少ない環境の中、英語力に磨きをかけるだけでなく、趣味の漫画の活動を通じて多くの留学生との交流に繋がった、との報告がありました。また、プロジェクト中心の授業は多忙で、気を抜けない日々を過ごした一方で、長期休暇中はスウェーデン国内や近隣諸国への旅行を満喫できたそうです。1年間の留学は、将来のことを見つめ直すきっかけとなり、また、多くの友人との絆が人生の財産になったそうです。
金融工学を学ぶ岩田さんからは、チューリッヒ大学におけるレベルの高い金融統計や分析の知識を習得できたことが、留学の大きな収穫となった、との報告がありました。周囲の学生は勉強に対する意欲が非常に高く、大きな刺激を受けたそうです。また、世界中から人が集まるチューリッヒでは、国ごとに英語の発音が異なるため、聞き取りに慣れるまで苦労しました。さらに、寮ではどのように共有スペースを清潔に保つかという問題に直面し、文化や習慣の違う人々と同じ屋根の下に生活する難しさを経験したことを報告しました。
大野さんは、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH)に1学期間留学しました。ETHの授業は、90分の間に15分の休憩をはさむので集中しやすく、双方向形式で面白かったとのことです。議論やプレゼンテーションが多いため、「英語は出来れば出来るほどよい、出発前から時間の許す限り英語力を鍛えよう!」と、これから留学を希望する東工大生たちにアドバイスしました。また、自分から積極的にコミュニケーションをとろうとする姿勢が重要であり、何よりも様々なバックグラウンドを持った人々との交流は、人生の大きな糧となった、と留学の感想を述べました。
チューリッヒに滞在した岩田さん、大野さんからは、チューリッヒ大学とETHのキャンパスが隣接しており、交流が深いこと、前者は文系、後者は理系寄りの学業の特色があること、また、物価が高いチューリッヒではドイツまで買い出しに行くことで生活費を抑えられる等々、役立つ情報の提供もありました。
次回の報告会は6月19日です。
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