エジプト日本科学技術大学(E-JUST)が、本学の学術交流協定校に新たに加わりました。これで本学は、学生交流や研究者交流推進のための学術交流協定(全学協定)を世界28の国・地域、105機関と結んでいることとなります。
E-JUSTは、エジプト・アラブ共和国が日本政府に支援を要請し、2010年アレキサンドリアに新設された大学です。日本型の工学教育の特長を活かした「少人数、大学院・研究中心、実践的かつ国際水準の教育提供」をコンセプトとしています。
東工大とE-JUSTの間では、2011年12月末に大学院理工学研究科(工学系)と大学院社会理工学研究科による部局間協定が締結されていました。このたび、それ以来念願であった全学協定の調印式が、5月25日にE-JUST学長室にて行われました。
調印式には、東工大から市村禎二郎特命教授が学長代理として出席しました。さらに市村特命教授は日本に帰国後、三島良直東工大学長と面会し、同調印式にて署名された書類を手渡すと共に、同式について報告を行いました。
この協定は、東工大とE-JUSTの将来にわたる教育・研究分野での協力関係を約束するものであり、今後の両大学間の更なる共同活動の活発化が期待されています。