本キックオフシンポジウムでは、平成28年度から始まる新たな教養教育カリキュラムの理念を共有し、あるべき姿を追求します。カリキュラム概要の説明に終始せず、教養教育の今後について考えます。
教員の話だけでなく、教養教育に興味を示してくれた学生諸子も発表します。「教養教育とは何か」「どのような教養教育が望まれるのか」について、議論の過程も含めて話してもらいます。アクティブラーニングの手法で論議を深めてきた発表にもご注目ください。
最後のシンポジウムでは、理工系の教員とリベラルアーツ研究教育院所属予定の教員とが登壇致します。学生たちの発表を受けて、教養とは何か、今後の教養教育のあるべき姿、目指すべきところ、教員が何に力を注ぐべきか、について東工大らしい「志ある学生」を育む理念を共有しましょう。
概要
日時 |
2015年7月6日 17:00~19:00 |
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場所 |
大岡山キャンパス 西9号館2階 ディジタル多目的ホール |
プログラム |
(総合司会: 外国語研究教育センター・山崎太郎教授) |
リベラルアーツ研究教育院とは
東京工業大学は平成28年度に全学的な教育改革を行います。その1つの柱は教養教育です。この改革の取り組みのなかで、東工大の教養教育を主導する「リベラルアーツ研究教育院」が同じく平成28年4月に発足します。既存の文系科目、語学、健康教育、教職科目、ライティング技術などの教育を推進するにとどまらず、これらを有機的に関連付けた新しい科目も設立するに至りました。例えば、入学直後の立志プロジェクトや3年次の教養卒論といった必修科目は、他大学にはみられない大変ユニークな取り組みです。内容の詳細は当日お話します。
新たな教養教育とは
東工大の教養教育は、社会性・人間性を兼ね備えた、志ある人材の育成を担います。学部入学直後からの小グループでのディスカッション、プロジェクト発表に始まり、仲間と刺激を与え合いながら、過去から未来にまたがる問題意識を探索しながら、優れたコミュニケーション能力を持って世界へ発信し、実行していく力を養っていきます。広範囲の学問分野に触れることを通して、多様性に満ちた現代社会での自分の立ち位置や将来のあるべき姿、正義感を持って実現すべきことを考えていきます。
学士課程のみならず、修士課程・博士後期課程においても教養教育は必修となります。これらの教育は専門教育と織合わさって、未来を牽引していく高い理想と、現実を見据えた解決策を有機的に紡ぎだすでしょう。理工系の専門知識を活かしつつ、リーダーシップを発揮して社会を牽引する、想像力豊かな人間を養成します。教養教育については下記ページもご参照ください。
問い合わせ先
リベラルアーツ研究教育院創設準備会
Email : ila2015@liberal.titech.ac.jp