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E-JUST技術部エンジニア研修を実施

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研修の様子(右:E-JUST技術部エンジニアのオラ氏)

研修の様子(右:E-JUST技術部エンジニアのオラ氏)

5月末より3週間、E-JUSTより技術部エンジニアのオラ・モハメド・ アリ・バルバ氏が来日し、本学すずかけ台分析支援センターで技術研修を行いました。今回の研修はE-JUST技術部の強化支援を目的としたもので、本学では初めての実施となりました。

E-JUSTは、エジプト・アラブ共和国が日本政府に支援を要請し、2010年アレキサンドリアに新設された大学です。日本型の工学教育の特長を活かした「少人数、大学院・研究中心、実践的かつ国際水準の教育提供」をコンセプトとしています。本学は、準備段階からE-JUST設立プロジェクトに積極的に貢献し、設立後は、同大大学院に設置された8つの専攻のうち3専攻に専攻幹事校として協力しています。

オラ氏はE-JUSTで電子顕微鏡、走査型プローブ顕微鏡、レーザー顕微鏡などの操作、維持管理に関わっていますが、エジプト国内で受けられる研修のレベルには限りがあります。そこで今回の研修では、特に大学内での先端研究に関わるニーズにどう応えるかに重点を置いた技術習得を目指しました。分析支援センター職員の指導のもと、オラ氏は走査型電子顕微鏡、走査型プローブ顕微鏡に関する研修に熱心に取り組みました。最終日の6月17日には、本学の市村特命教授と国際協力機構(JICA)の福田氏が研修の成果を確認しました。

今後も、このような研修を通じて、E-JUSTへの支援と、両大学間の更なる友好関係の発展が期待されています。

すずかけ台分析支援センター 鈴木元也 技術職員のコメント

今回の研修では、私たちは走査型電子顕微鏡と走査型プローブ顕微鏡の指導にあたりました。実際にE-JUSTで研究されている試料を用いた測定を通じて、幅広い議論をしながら分析を進めましたので、単に装置の技術指導という以上に、オラ氏、当センター双方にとって実りの多い研修になったと感じます。本研修で得られた知見が、今後、E-JUSTにおける研究・分析の推進に寄与するものとなれば幸いです。

すずかけ台分析支援センター 清悦久 副センター長のコメント

E-JUSTからの技術部職員を受け入れての研修は初めての試みでありましたが、福島 孝典センター長をはじめ関係者のご支援により3週間という短い期間でありながら充実した研修を行うことが出来ました。当センターとしてもE-JUSTと友好関係を築けたことは大きな成果であり、研修終了後も引き続き技術支援を行う予定であります。

オラ氏(中央)とすずかけ台分析支援センター職員一同
オラ氏(中央)とすずかけ台分析支援センター職員一同


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