TiROP(タイロップ)は、文部科学省「大学の世界展開力強化事業」の支援を受けて実施する、留学生の受入・派遣プログラムです。アジア・欧米等の世界有数の理工系17大学と本学が連携して、これらの大学から留学生を受入れ、同時に東工大生を派遣します。
今夏も、本学のサマープログラムに参加するために、TiROPの協定大学から19名の学生が来日しています。このたび、過去にTiROPで派遣された学生や本年度派遣予定の学生、ならびに留学生の生活をサポートするチューターが主体となって、7月3日に交流イベントを実施しました。執行部となる東工大生4名が、数回にわたる打合せや景品の買出しなど、イベント当日以外にも主体的に準備を進めました。当日はあいにくの大雨でしたが、総勢21名が集まり、交流を深めることができました。本イベント実施に際しては、東工大生協第1学食より、箸、丼、お盆などをお貸しいただくなどの協力を得ました。
今回のイベント執行部
ナビラ・サブリナさんの報告(通信情報工学専攻 留学生チューター インドネシア出身)
今回の交流イベントの学生代表執行部をやらせていただきました。このイベントの目的は、東工大生とTiROP留学生が親しく交流することでした。最初の事前の打ち合わせでは、他のチューター・派遣学生や、客員研究員として本学に滞在中のベルギー ルーベン・カトリック大学 ヤン・ヴァン・マール教授、東工大のクロス教授とイベント内容の協議をしました。様々な視点から、どのような交流をしていけばいいのか意見が出ました。
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箸ゲーム
2回目の打ち合わせでは、さらにイベント内容を固めていき、箸ゲーム、ジェスチャーゲーム、日本についてのクイズといった3つのゲームをすることに決めました。そして、他のチューター・派遣学生と一緒に、日本らしい景品は何か、と話し合いながら景品を買いに行きました。さらに、日本についてのクイズの問題作成などの最終の打ち合わせをしました。
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ジェスチャーゲーム
TiROP派遣担当の職員や学生代表執行部のみなさんのおかげで、無事交流会を開催することができました。箸ゲームでは、普段箸を使わない留学生たちが、がんばって麦チョコを箸でつまんで、隣のボウルに移していきました。ジェスチャーゲームでは、「忍者」や「マイケル・ジャクソン」など様々なお題に対して、面白くジェスチャーをし、お題を当てました。その中でも、一生懸命「ジェットコースター」をジェスチャーをする姿がとても面白く感じました。日本についてのクイズでは、一番簡単だと思っていた問題「テレビアニメ ポケットモンスターで、さとしがいつも連れているポケモン」が、まさか難しい問題だったとは思っていませんでした。アメリカでは、主人公の名前は「さとし」ではなく「Ash」になっているそうで、「さとしって誰?」という質問がありました。最後に集合写真を撮り、みんなと楽しい時間を過ごすことができました。
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表彰式
国籍を問わず、色々な国からの人と交流するのはすごくいい機会でした。事前の打ち合わせや準備から当日まで、非常にいい経験をすることができました。異文化交流をすることで、異なる価値観を知るだけでなく、自分自身の視野も広がったと思います。何と言っても、お互いの文化を理解し合いながら接することが大切です。若いうちにいろんな人と知り合って、どんどんネットワークを広げたほうがいいかもしれません。みなさん、お疲れ様でした。
集合写真