7月21日、大岡山キャンパス本館前ウッドデッキにて、平成27年度「フレームカー耐久レース」が開催されました。このレースは金属工学科3年の講義「金属工学創成プロジェクト」の一環として毎年開催されている恒例イベントです。
チーム「SUPERCUB50」
前輪1輪・後輪2輪の
コンパクトなフレームカーチーム「デカ4駆」
座席シートが可動することで
乗り心地を重視した設計にチーム「AOTULE」
両手足で前後輪を操舵
フレームカーは、鉛電池で駆動する電気自動車です。各チームには、アルミパイプ、タイヤ、電動モータ、鉛蓄電池が与えられます。これら限られた材料から、いかにオリジナリティー溢れるフレームカーを設計・製作できるかがキーポイントです。「フレームカー耐久レース」は、走行性能・デザイン性・耐久性を評価する最終発表会の場です。
各車一斉にスタート!
![チーム「SUPER CUB 50」鮮やかなコーナリング](http://www.titech.ac.jp//news/img/n000980_framecar_pic5.jpg)
チーム「SUPER CUB 50」鮮やかなコーナリング
レースは、ウッドデッキに設置したコース1周のタイムを競うタイムトライアルと、30分間にコースを何周出来るかを競う耐久レースの2部門です。今年度は、金属工学科3年生(5チーム計16名)が設計・製作したフレームカーに加えて、株式会社エスユーエスから2台のフレームカーが参戦し、猛暑のなか白熱したレースが繰り広げられました。
チーム「192 Racing」
レースを強く意識した低重心(車高5cm)
で最軽量のフレームカーチーム「LUMPUHN
(株式会社エスユーエス)」チーム「YAMADA発動機 (株式会社エスユーエス)」
ディファレンシャルギアを搭載
パイロンに接触しないよう、
速やかなコーナリング白熱したレース展開、
他のフレームカーに接触すると減点株式会社エスユーエス製作の
フレームカーに試乗
![表彰式にて、耐久レースで見事優勝したチーム「SUPER CUB 50」](http://www.titech.ac.jp//news/img/n000980_framecar_pic12.jpg)
表彰式にて、耐久レースで見事優勝したチーム「SUPER CUB 50」
各チーム、個性的な形のフレームカーには学生の技術と工夫が詰まっています。タイムトライアルレースでは、エスユーエスのフレームカー2台が金属工学科5チームを抑えて1位と2位を独占、チームLAMPHUNがポールポジションを獲得しました。耐久レースでは金属工学科チームが善戦し、総合力でチームSUPERCUB 50が優勝の栄冠に輝きました。
なお、今回出走したフレームカーの一部は10月の工大祭で来場者も試乗できる予定です。
レース終了後の金属工学科 集合写真