今年度からTAIST-Tokyo Tech(以下、TAIST(タイスト))を活用した学生交流プログラム「TAIST-Tokyo Tech Student Exchange Program」が始まり、初回となる今回は、東工大生3名が9月下旬から10月上旬にかけ、タイで2週間を過ごしました。
優れた設備と環境~プログラムの概要
本プログラムは、本学とタイ国立科学技術開発庁(NSTDA)及びタイの大学群とで展開している国際連携大学院TAISTを活用したもので、バンコク中心部から北へ40キロの所にあるタイランドサイエンスパーク(TSP)内の各施設で実施されます。豊かな緑に囲まれた約30万m2に及ぶ広大な敷地の中には、本学タイオフィスのあるNSTDAを始め、TAIST講義を行う講義棟、各種研究機関、学生用宿舎、さらに飲食店、銀行、生活雑貨店まで備わっており、滞在者が不自由なく過ごせる環境となっています。学生たちは、学生用宿舎Sirindhorn Science Homeに滞在し、講義受講とインターンシップに取り組みます。
各自で計画するプログラム~事前準備
今回留学した3名は、TAIST自動車工学コースの講義を受講するとともに、NSTDAでのインターンシップに取り組むべく、各自であらかじめ受講したい講義とインターンシップ先を決めました。そして、渡航1~2か月前からメールで、タイ側の受入教員と演習内容についての打ち合わせを行いました。
TAIST学生によるサポート~現地到着
参加学生は、バンコクの空港でTAIST学生の出迎えを受け、TSP内の宿舎に向かいました。英語の通じない場面でもタイ人学生に意思疎通をサポートしてもらえたおかげで、とてもスムーズに現地の生活に馴染めた様子でした。
TAIST学生と交流~講義・インターンシップ
プログラム期間中は、本学教員によるTAIST集中講義を受講するかたわら、同敷地内の研究機関MTEC(タイ国立金属材料技術研究センター)でインターンシップを行いました。
また、講義で知り合ったタイ人ほか各国のTAIST学生と行動を共にし、英語を共通語としたコミュニケーションを日々実践しました。専門分野を英語で学べたことも新鮮かつ貴重な経験となったようです。
プログラムを終えて~参加学生の声
- 受入教員の方がとても気さくに相談に応じてくれたので、リラックスした雰囲気の中で演習を進めることができました。
- 食事は、近隣のU-SQUAREやタマサート大学のカフェテリアをよく利用しました。種類が多く美味しい上に安くて大満足でした。
- クラスメイト、受入研究室の方々、指導教員、宿舎のスタッフ、東工大タイオフィスのスタッフなど周囲の方々が親切にサポートしてくれたので、楽しく安心して過ごすことができました。
今後の展開
「TAIST-Tokyo Tech Student Exchange Program」は、今回の自動車工学コースだけでなく、組込情報システムコースでも実施していく予定です。今後の展開にぜひご期待ください。