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カンボジア教育青年スポーツ省次官補が東工大を訪問

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前列 サムデイ次官補(中央左)、三島学長(中央右)、オム学長(右から2人目)
前列 サムデイ次官補(中央左)、三島学長(中央右)、オム学長(右から2人目)

10月19日、カンボジアの教育青年スポーツ省のシワタナ・サムデイ次官補を団長とした総勢12名の視察団が本学を訪問し、三島良直学長と懇談をしました。同懇談には、岡田清理事・副学長、丸山俊夫理事・副学長、さらに、国際協力機構(JICA)の技術協力プロジェクト「カンボジア工科大学教育向上プロジェクト」 のチーフアドバイザーを務めた国際開発工学専攻の高田潤一教授も同席しました。

懇談は、三島学長による本学の概要紹介と本学が現在取り組んでいる教育改革スーパーグローバル大学創成支援事業等の説明で始まり、続いてサムデイ次官補が、今回の来訪への謝辞を述べると共に、来日の目的を説明しました。今回の来日は、本年10月に終了した「カンボジア工科大学教育向上プロジェクト」のフォローアップとして、日本の研究大学が取り入れている研究室を主体とした教育手法(Laboratory-Based Education: LBE)に関する調査、研修を目的としたものです。

サムデイ次官補は、同国の大学の卒業生の質を向上させるためには、高等教育の改革が必須であり、LBEを導入することで、論文発表や特許につながる研究を行う理工学分野の人材育成を推進したいと述べました。

最後に、視察団メンバーであるカンボジア工科大学のロムニー・オム学長が同大学の概要紹介を行い、フランスやフランス語圏の各国政府及び日本政府のサポートによる同学教員の博士号取得の推進、海外大学や企業との連携、複数の海外ネットワークを活用したオンライン教育について説明しました。

カンボジア工科大学は、1964年にプノンペンに設立されたカンボジア国内随一の国立工科系専門高等教育機関です。その卒業生のほとんどが同国政府機関や企業の要職につき、同国のインフラ整備や企業の技術導入の中枢として活躍しています。

懇談の様子
懇談の様子

懇談の様子

カンボジア工科大学教育向上プロジェクト
カンボジア工科大学の電気エネルギー学科、産業機械学科、地球資源・地質工学科の3学科を対象に、高度で実践的なスキルを身につけた工学系人材の輩出に寄与することを目的とした、JICAによる技術協力プロジェクト。シラバス・実験指導書の改訂や、教授法の改善指導などにより、実験・実習に重点をおいた学部教育への改善を支援する。

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