東工大社会人教育院が、グローバル産業リーダー育成プログラム(GINDLE)の一環として開講した、ITの利活用に焦点を当てた「Enterprise Engineeringコース(0)」の取り組みと、本学・飯島淳一社会理工学研究科教授(社会人教育院院長)へのインタビュー内容が、2015年12月3日と2016年1月5日の日刊工業新聞で紹介されました。
![IT-CMFの構成(出典:Innovation Value Institute)](http://www.titech.ac.jp//news/img/n001245_it_cmf_pic1.jpg)
IT-CMFの構成(出典:Innovation Value Institute)
この講座では、国内で初めて「IT-CMFプロフェッショナル」の資格を取得することができます。「IT-CMF」とは、企業におけるIT利活用の度合いを評価する新たな評価軸のことで、既に欧米では広がりを見せています。企業はIT利活用に関する組織の強みと弱みを知り、成熟度を向上する指針を得ることができます。イノベーションに不可欠なITが、欧米に比べると日本は生産性向上にあまり寄与していないという課題がある中で、日刊工業新聞では、本講座の開講を「日本が生まれ変わる第一歩となりそうだ」と紹介しています。
35のクリティカル・ケイパビリティ―(出典:Innovation Value Institute)
社会人教育院では、2016年3月8日に「ビジネス価値創出のための成熟度フレームワーク:IT-CMF」と題して、アイルランド国立メイヌース大学にあるIVI(Innovation Value Institute)※の教育担当ディレクター、マイケル・ハンリー氏を迎えた講演会を大阪で開催します。
本記事内の図の監修・協力:
東京工業大学社会理工学研究科 飯島淳一教授・東京工業大学社会理工学研究科経営工学専攻修士課程 猪爪健太
- ※
- IVI(Innovation Value Institute):アイルランド国立大学とインテルヨーロッパ研究所が共同で設立した、ITを利活用してイノベーションにつなげるための方策を研究テーマとした研究所