4月4日、大岡山キャンパスにて平成28年度入学式が執り行われました。今年度の入学者数は、学士課程1,135名、大学院課程1,799名(修士課程1,545名(専門職学位課程を含む)博士課程254名)の計2,934名です。
午前の学士課程入学式、午後の大学院入学式の双方とも、アカデミックガウンを身にまとった学長、来賓の方々、本学理事・役員、各学院長、リベラルアーツ研究教育院長、科学技術創成研究院長の教授陣の入場で始まりました。末永隆一氏の指揮のもと本学管弦楽団が行進曲を演奏する中、厳かな入場となりました。開式のアナウンス後、本学混声合唱団コールクライネスとともに列席者一同で大学歌を斉唱しました。
東工大は、世界で活躍できる人材育成と世界をリードする研究を推進するために、今年度から様々な改革を進めています。今後の教育、研究のグローバル化を見据え、学長の式辞は、英語で行われました。
三島学長は学士課程新入生に向けて、「将来、科学・技術の力で世界に貢献するため、自ら進んで学び、鍛練する"志"を育てる教育を行うため教育改革を行いました。皆さんには、将来の自分の姿を描き、その目標のために自分の力をどこまで伸ばすことができるか、限界を作らず、挑戦する志を持ってほしい」と話しました。
大学院課程新入生へは、「自分の将来を見据え、積極的に様々な能力を身につけるという熱意を持ち、より高い目標へ挑戦し続けてほしい。国際感覚を身につけることを常に意識し、社会人になる暁には世界を舞台に活躍することを期待しています」と語りました。
その後来賓の方々を代表して、本学同窓会「一般社団法人蔵前工業会」理事長・東日本旅客鉄道株式会社監査役の石田義雄氏、マツダ株式会社 代表取締役会長の金井誠太氏より祝辞をいただきました。続いて来賓紹介、本学役員・部局長紹介が行われ、その後、新入生総代よりこれから始まる東工大生活での抱負が力強く宣誓されました。
学士課程入学式に続いて、同会場で入学記念コンサートが開催されました。これは毎年、新入生の門出を祝う意味をこめて、プロのピアニストにお願いして演奏していただく催しです。今年のピアニストは田中翔平さんです。田中さんは、東京藝術大学音楽学部器楽科を経て、同大学院修士課程を修了し、修了時に大学院アカンサス音楽賞及び藝大クラヴィーア賞を受賞されています。
大岡山キャンパスは、満開の桜とともに新入生やそのご家族の晴れやかな笑顔であふれました。
新入生のみなさま、入学おめでとうございます。