公的研究機関等でインターンシップを行うため来日したハーバード大学生と日本人学生の交流イベント「第5回大倉山国際学生フォーラム」が6月20日に横浜市の大倉山記念館にて開催され、東工大生10人が参加しました。
今回のフォーラムでは「世界の中の日本を再認識すること」をテーマに、ハーバード大学テオドル・C・ベスター教授による「世界の中の和食」と題した講演に続いて、新横浜ラーメン博物館や箱根サン・テグジュペリ星の王子さまミュージアムを手掛けた空間プロデューサーである相羽高徳氏が、「感動空間を作る発想力の作り方」について講演しました。その後、ハーバード大学生と日本の学生がペアとなり、一緒に白い扇子にメッセージや絵を描き、出来上がった扇子を交換するというワークショップが行われ、ハーバード大学生との交流を深めました。その他、岸根囃子連※や忍者のパフォーマンスが行われました。
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- 横浜市港北区岸根町に祭囃子として江戸時代から受け継がれている郷土芸能「岸根囃子」を普及・継承している民俗芸能団体。
参加学生のコメント
蒲田瑞季さん(工学部化学工学科応用化学コース2年)
グローバル理工人育成コースからのお知らせで、このハーバード大学や他大学の学生と知り合えるイベントについて知り、とても魅力を感じ参加を希望しました。私は今までの大学生活において、人との出会い、特に新しい価値観に出会うことを大切に過ごしてきました。しかし、東工大にいる学生のほとんどは理工系の専攻で、その他の分野を勉強している学生と出会う機会はなかなかありません。ましてや、世界的にみてトップレベルのアメリカのハーバード大学の学生と知り合い、話す機会などはなおさらです。
ハーバード大学の学生は私が想像していた以上に気さくな人たちばかりで、お互いの大学生活や研究について等、短い時間の中でしたが多くの方々とお話しすることができました。そのうちの何人かの学生は、私が来年に計画している留学についての相談にものってくれて、「アメリカに来るならぜひ声をかけて。案内するよ。」などと声をかけてくれました。連絡先も交換して連絡を取り合っています。
今回のイベントではハーバード大学や他大学の学生から多くの刺激を受け、自分の英語力の強化と留学への意欲がとても高まり、また、新たな出会いやつながりを得ることができて、とても充実した会となりました。今回できたつながりを大切にしていきたいと思います。
本イベントは、ハーバード大学ライシャワー日本研究所・大倉陽子プロジェクトチーム主催、横浜市・横浜日米協会共催、アメリカ大使館後援により実施され、横浜市立大学、慶應義塾大学、東京工業大学の学生が参加しました。