9月20日、東工大蔵前会館にて学位記授与式が執り行われました。当日は、多くの来賓の方々と卒業生・修了生のご家族に見守られる中、学部卒業生41名と修士課程134名、専門職学位課程12名、博士後期課程79名の大学院修了生が学位記を手にしました。本学では春と秋の年2回学位記授与式を実施しており、秋は国際大学院プログラムに所属する留学生とその家族が多数出席するため英語で進行します。
式典は、三島良直学長の式辞から始まりました。計266名の卒業生・修了生の今日までの努力とそれを支えたご家族の方々の労をねぎらうとともに、これから始まる人生の次のステップにおいて、本学で培った知識と能力を最大限に発揮して新しいことに挑戦し、自らの視野と可能性を広げていってほしいと激励しました。また、卒業生・修了生の半数以上を占める留学生に向けて、母国を離れ東工大で学んだ苦労をおもんぱかり、この晴れの日を迎えた喜びがひとしおであると述べました。
続いて、三原久和大学院生命理工学研究科長が、部局長を代表してお祝いの言葉を述べました。東工大で身に付けた知識と専門性に誇りを持ち、この先どのような道を歩んだとしても、東工大出身者と出会うことになるだろうと述べ、ともに協力して持続可能なよりよい社会の実現に貢献してほしいとエールを贈りました。
また、多くの来賓の方々を代表し、本学同窓会「一般社団法人蔵前工業会」の鈴木登夫業務執行理事(昭和44年 工学部 電気電子工学科卒)より祝辞をいただきました。鈴木氏は、専門性を高めると同時に人的ネットワークを広げていくことの重要性を強調し、それぞれの分野のプロとしての活躍に期待を寄せました。
来賓挨拶が終わると、卒業生・修了生への学位記授与とリーディング大学院プログラムの修了生への修了証書授与が行われました。卒業生・修了生を代表して謝辞を述べた、大学院理工学研究科 博士後期課程修了生のホウ・チェンウェイさんは、東工大での日々を振り返り、自分にとって辛い時に支え合った仲間は家族同然だと述べ、東工大で学んだことを最大限に活かし、安全で幸せな社会の創造と明るい未来の実現のためにたゆまぬ努力をしていくことを約束しました。
卒業生、修了生のみなさんのご健康と益々のご活躍を心よりお祈りいたします。