9月27日、大岡山キャンパス蔵前会館にて、平成28年度9月東京工業大学大学院入学式が執り行われました。
東京工業大学では、春と秋の年に2回、入学式を行っています。秋の入学式は国際大学院プログラムに所属する留学生とそのご家族が多数出席するため、9月の学位記授与式同様に英語で進行します。この秋、修士課程212名、専門職学位課程16名、博士後期課程173名、計401名の新入生を33か国から迎えました。
式典は三島良直学長の式辞から始まりました。三島学長は、まず文化の多様化と、多文化が進む本学のユニークな学修環境について触れ、新入生に歓迎の言葉を述べました。そして、今年4月に刷新された本学の教育体制と研究環境に言及し、またとないタイミングでの入学だと述べ、新しく充実した教育・研究環境を存分に活用した実りある学修、研究活動を行ってほしいと激励しました。
役員や学院長など、列席する大学関係者や来賓の方々の紹介の後、岡田哲男理学院長が各学院長等を代表してお祝いの言葉を述べました。自身の学生時代の苦労に触れ、挑戦に失敗はつきものだが、失敗を恐れるのではなく楽しんでほしいと述べ、これからの学生生活で直面するだろう難問等に「失うものは何もない」という心構えで臨んでほしいとエールを贈りました。.
続いて、本学同窓会「一般社団法人蔵前工業会」のの鈴木登夫業務執行理事(昭和44年工学部電気電子工学科卒)より来賓代表の祝辞をいただきました。鈴木氏は、8万人を超す会員が所属する同窓会組織の活動を紹介し、目の前の新入生に「今日ここにこうして皆さんが集うのは運命です」と述べました。そして、東工大でのこれからの学生生活において互いを磨き、強いネットワークを築いてもらいたいと話し、そのためにできるだけの協力をすることを約束するとともに、同窓会が主催するセミナーやイベントへの積極的な参加を呼びかけました。
式典の最後には、新入生総代として工学院 機械系に入学した車谷駿一さんが答辞を述べました。式典の開催と温かい歓迎の言葉へのお礼の言葉の後、科学技術の発展だけではなく、持続可能で充実した社会と人類の未来に寄与するために新入生一同切磋琢磨していくことを誓い、今後の学生生活に向けての抱負を述べました。
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- 11月15日17:10 関連リンクに誤りがあったため、修正しました。