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フィンランド教育文化省事務次官が東工大を訪問

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1月24日、フィンランド教育文化省のアニタ・レヒコイネン事務次官を団長とした、同国政府、教育、研究機関の代表者7名による視察団が本学を訪問し、三島良直学長、安藤真理事・副学長(研究担当)、飯島淳一工学院教授と懇談を行いました。

三島学長(左)とレヒコイネン事務次官
三島学長(左)とレヒコイネン事務次官

同視察団の東工大訪問は、本学の教育、研究政策等のヒアリングと、両国の高等教育機関の資金調達や社会や産業との研究連携について意見交換を行うことを目的としています。

懇談は、三島学長が本学の教育改革や研究体制、産学連携への取り組みを中心とした概要説明を行い、それに対してレヒコイネン事務次官や視察団メンバーが質問をするスタイルで進められました。視察団メンバーからは、本学の教育研究改革の柱として昨年4月に創設した「学院」や「科学技術創成研究院(IIR)」の研究に関する質問等がありました。

意見交換を行うレヒコイネン事務次官(左から3人目)らと三島学長(右から1人目)と安藤理事・副学長(右から2人目)
意見交換を行うレヒコイネン事務次官(左から3人目)らと三島学長(右から1人目)と安藤理事・副学長(右から2人目)

レヒコイネン事務次官は、2009年に行われた大学法による高等教育機関の改革以降、フィンランド教育文化省は「科学技術分野における次世代フィンランドの実現」を目指してきたが、近年のフィンランドの社会構造や経済状況の変化などにより、同省の政策も見直しの時期にある、と説明しました。また、フィンランドの大学が直面している課題(調達資金の縮小や多様化、大学の実績や成果が重視される社会において大学が果たす役割に関する議論が活発化している状況など)に東工大がどのような取り組みをしているか学びたいと話しました。

続いて、三島学長が本学の産学連携の状況、および取り組みについて説明を行いました。視察団メンバーは、本学が組織的に産業や社会との連携を強化し、確かな研究収入獲得に取り組んでいることに高い関心を示し、フィンランドの状況紹介等も交えながら、活発な議論を行いました。

三島学長らとの懇談の前に、視察団一行は、リベラルアーツ研究教育院の中島秀人教授の研究室を訪問し、同教授の研究分野である科学技術史について意見交換を行いました。


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