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香港科技大学トニー・F・チャン学長が東工大を訪問

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(左から)三島学長とチャン学長

(左から)三島学長とチャン学長

4月13日、香港科技大学(以下、HKUST)のトニー・F・チャン学長、イーデン・Y・ウーン副学長を含む代表団が本学を訪問し、三島良直学長、関口秀俊副学長(国際連携担当)、和田雄二物質理工学院長、渡辺治情報理工学院長、岸本喜久雄環境・社会理工学院長と懇談しました。

東工大とHKUSTは、2010年に学術交流協定を締結後、主にASPIREリーグ※1AEARU※2(東アジア研究型大学協会)、AOTULE※3(アジア・オセアニア工学系トップ大学リーグ)等の国際コンソーシアム活動を通じて、学生交流・研究交流を活発に行っています。

チャン学長は、ASPIREリーグやAOTULEなどのコンソーシアムを通じた連携関係を超えて、両大学の研究連携や学生交流をさらに推進していくために、今後どのように協力をしていくべきか、意見交換を行いたいと話しました。両大学の出席者は、複数の研究分野にわたる学際的な共同研究や、学術交流を推進するためのダブルディグリープログラムの構築、既存プログラムを活用した学生交流の推進や相互交流プログラムの構築など、具体的な連携案を挙げながら、熱心に意見交換を行いました。また、国際化や研究推進に向けて両大学が行っている取り組みについても意見を交わしました。

三島学長との懇談後、チャン学長は学内外からの約40名の参加者を前に「HKUST, Rising Asia and Global Impact」と題する講演を行い、HKUSTの代表団は、本学の各学院長等と両大学の学部間の連携について別会場で懇談を行いました。

講演会の様子
講演会の様子

講演会の様子

チャン学長は、ここ数十年でアジア各国の経済成長と科学技術政策のもと、アジアの科学技術分野の高等教育・研究機関が飛躍的に成長していること、現在では論文や特許、企業数でも欧米と肩を並べていることを説明するとともに、技術革新のハブとして国内外で存在感を高めている香港政府の高等教育政策と、1991年の創立以来急成長を遂げている HKUSTの特色や概要、海外戦略について話しました。チャン学長および代表団は、4月14日から2日間にわたって東工大で開催されたAEARUの第40回理事会に出席し、理事会プログラムで開催されたレセプション、キャンパスツアーなどを通じて東工大の研究者や学生たちとの交流機会を持ちました。

※1 ASPIREリーグ

Asian Science and Technology Pioneering Institutes of Research and Educationの略。アスパイアリーグ。本学が提唱し、香港科技大学、韓国科学技術院、南洋理工大学、清華大学および東京工業大学の5大学をメンバーとして2009年に設立されました。科学技術の発展と人材の開発を通してアジアにおけるイノベーションのハブを形成することにより、持続的世界の実現に資することを目的としたコンソーシアムです。

※2 AEARU

東アジア研究型大学協会。The Association of East Asian Research Universitiesの略。香港科技大学の提唱により、1996年に大学間の学生交流や連携研究を推進することを目的に、東アジアの研究型大学の学長が意見交換を行うフォーラムとして設立されました。現在は、中国、香港、日本、韓国、台湾の18の大学が加盟しており、東工大は2016年から17年の2年間理事校を務めています。

※3 AOTULE

アジア・オセアニア工学系トップ大学リーグ。The Asia-Oceania Top University League on Engineeringの略。2007年に設立された、アジアとオセアニアの13大学からなるリーグです。加盟する大学間の合同ワークショップや、学生・教職員の派遣交流などを通して、工学系の教育研究の質を向上させ、国際意識を養うことを目的としています。


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