8月26日、中高生のためのプログラミング教室が大岡山キャンパスにて開催されました。
これは東工大デジタル創作サークルtraP(トラップ)が定期的に主催するもので、プログラミング未経験の中高生に対し、グループワーク形式で簡単なプログラミングを教える教室です。Processing(プロセッシング)と呼ばれるプログラム言語を用いて参加者全員が簡単なゲームを製作することを目指しました。
当日は計43名の参加者を迎え、参加者4名と教師となる東工大生2名程度のグループに分かれて教室が始まりました。緊張をほぐすためのアイスブレイクで互いに打ち解けた後は、持参してもらったPCに開発環境を導入します。そこからは冊子の要旨を教師が説明しながら実際に参加者にプログラミングを進めてもらいます。タイピングになれていない参加者も少なくありませんでしたが、どのグループも時間をかけて着実に前に進んでいました。
ゲームの骨組みが完成した後は、参加者側より「こんな風にしたい」「こういう機能を追加したい」などといった要望を聞き、それを実現するために教師と一緒にプログラムの書き方を考えるといった一幕もありました。その際も、教師は実装に必要な技法を伝えるだけにとどめ、やり方自体は中高生に考えてもらう方針で進めました。多くの参加者が自分なりの工夫を入れて見栄えを良くしたりより面白いゲームに改良して一つのゲームを完成させ、教室は盛況のうちに幕を閉じました。
東京工業大学デジタル創作サークルtraP : ゲーム作りをはじめとした、デジタルコンテンツのチーム制作や技術共有を目的に2015年4月に設立したサークルです。技術の提供のためにこのようなイベントの主催・協力を行なっています。