9月19日、留学生と日本人学生の混住型の学生寮「緑が丘ハウス」(地上4階建て定員63名)が大岡山キャンパス緑が丘地区内にオープンしました。
寮の中で異文化コミュニケーションを日常的に行うことで、日本人学生には国際感覚を育むことを、そして留学生には日々の生活で日本文化を知って日本人学生と交流することが期待されます。
9月中旬の学生の入寮に先立ち、9月5日、「緑が丘ハウス」のエントランスにて開寮式典が行われました。
式典には、本学及び本学の同窓会組織(蔵前工業会)関係者ら約30人が参列しました。
三島良直学長からは「本学卒業生などから寄せられた多額の寄附により建設された新学生寮の完成により、留学生及び日本人学生のための良好な住環境が整備され、より多くの留学生が世界各地から集い、本学が進める大学改革が今後ますます発展していくでしょう」と、新学生寮への期待が込められた式辞がありました。
次に、来賓を代表して蔵前工業会の石田義雄理事長から「創立130周年を契機に多数の卒業生や有志の方々からいただいたご寄付が基となった東工大基金をもって、このように学生寮が設置されたことは大変すばらしいことです。東工大の今後のますますの発展に期待しています」と、祝辞が述べられました。
式典の後、内覧会が開催され、1階の共有スペースにおいて、環境・社会理工学院 建築学系の安田幸一教授(意匠担当)及び竹内徹教授(構造設計担当)により建物の特徴について説明がありました。
建物中央に位置した2層吹き抜けの共有スペースは、階を超えた交流ができる場として、日々の団欒に加えセミナーなど様々な交流イベントを行うことができます。各階には畳コーナーを設け、日本の生活様式を体験できるスペースを設けています。
エントランスのある1階には車いす利用者が入居できるようにスロープを設けました。また、大学敷地内という立地条件を生かし、構内道路と建物をブリッジで接続し、直接アプローチできるようにしました。
東工大は、2016年4月に新しい教育システムを開始しました。科学技術分野のしっかりとした基礎能力・専門能力を持ち、世界に雄飛する気概と人間力を備え、周辺の科学技術を俯瞰しつつ異分野・異文化の人々と協調してグローバルな課題の解決とイノベーションの創出に貢献できる優れたグローバル人材を育成するのが、本学の使命です。こうした人材を育成するためにも、教育システムだけでなく、留学生と日本人学生が相互に学びあえるような環境を整えました。
緑が丘ハウスの設備、料金、入居に関する詳細情報は、「学生寮・住まい」のページをご覧ください。
詳しくは、「学生寮・住まい」のページをご覧ください。
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