9月22日、大岡山キャンパス蔵前会館にて、平成29年度9月東京工業大学大学院入学式が執り行われました。39の国と地域から、修士課程257名、専門職学位課程12名、博士後期課程151名の計420名が東工大生としての新たな一歩を踏み出しました。
式典は三島良直学長の式辞から始まりました。三島学長は、多様性が進み多文化社会の縮図である本学独自の環境について触れ、さまざまな国と地域の新入生に歓迎の意を表しました。また、型にはまらないユニークな発想や取組を果敢に追及し、学生同士の交流だけでなく、社会と積極的に関わり合い、本学で得た知識や学びを社会に役立てるように、新入生を激励しました。
役員や学院長など、列席する大学関係者や来賓の紹介の後、岩附信行工学院長が各学院を代表してお祝いの言葉を述べ、科学技術の力で文明のより一層の進歩に寄与するように、新入生を奨励しました。
続いて、本学同窓会「一般社団法人蔵前工業会」の井戸清人理事(昭和48年理学部数学科卒)より来賓祝辞をいただきました。井戸氏は、新しく東工大のメンバーとなった新入生を温かい言葉で歓迎し、自らが作り出したネットワークと知を活用して経済の発展に貢献するよう求めました。
式典の最後には、新入生総代として物質理工学院 材料系の博士後期課程に入学したレッノ・ミランティさんが答辞を述べました。式典の開催と歓迎の言葉へ感謝の気持ちを述べた後、緊張した状況にあるグローバル社会において、コミュニティの重要性とより強固な国際関係の構築を強調し、世界の喫緊の課題を解決する手段として科学技術に携わることへの誇りを表明しました。