益一哉学長は、5月4日~5日に北京を訪問し、本学協定校である北京大学の創立120周年記念式典および関連記念イベント「世界大学学長シンポジウム&北京フォーラム」(以下、記念シンポジウム)に出席しました。
4日に開催された記念式典には、世界44ヵ国・地域の大学の学長、副学長などの代表者、政府高官等が出席しました。続く記念シンポジウムでは、「変化と不変:過去120年間における大学と文明」をテーマに、現代の高等教育及び大学の課題や使命などについて話し合われました。
本学と北京大学は1991年8月に全学協定を締結して以来、継続的に研究者や学生の交流を行っています。また、ともに加盟している東アジア研究型大学協会(AEARU:The Association of East Asian Research Universities)を通じた交流も活発に行われています。
翌5日、益学長は、清華大学内にある東京工業大学・清華大学協力事務所を訪問し、東京工業大学・清華大学大学院合同プログラム(以下、東工大-清華大プログラム)に参加している学生と、昼食を囲みながら懇談しました。
東工大-清華大プログラムは大学院課程におけるダブル・ディグリープログラムであり、共同で大学院生の教育・研究指導を行い、双方の大学の修士号取得を目指すプログラムとして、バイオテクノロジーコース、バイオコース、社会理工学コースの3つコースを有しています。これにより、日本語、中国語及び英語の素養を持ち、日中双方の文化・習慣に通暁した優れた理工系の人材を養成し、両国の科学技術及び産業経済の発展に資することを目的としています。
本学からの学生派遣は2005年8月からスタートし、毎年2~6名の学生が清華大学で研究を行っています。また清華大学からの学生受入は2006年3月からスタートし、毎年11~12名の学生が来日しています。
益学長との懇談会では、参加した学生がそれぞれの大学を志望した理由や期待などを語りました。昨年9月から清華大学で学んでいる本学の学生からは「清華大学での研究活動、学生生活を満喫している」との話があり、また、清華大学の学生からは「今年9月の渡日に向け、日本語の勉強を頑張っている」との意気込みが聞かれました。
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