このたび本学同窓生の滝久雄氏が紺綬褒章※1を受章され、益一哉学長から褒章(飾版)、褒章の記および木杯が手交されました。
「末松基金」※2の趣旨に賛同された滝氏から多額の寄附をいただいたことを受けたもので、今年1月の紺綬褒章受章に続き本学からの申請では2回目の受章となりました。
- ※1
- 紺綬褒章は、公益のために私財(個人の場合500万円以上、団体の場合は1,000万円以上)を寄附した者を対象に、表彰されるべき事績の生じた都度、各府省等の推薦に基づき審査され授与されるものです。国、地方公共団体または公益団体(公益を目的とし、法人格を有し、公益の増進に著しく寄与する事業を行う団体であって、当該団体に関係の深い府省等の申請に基づき賞勲局が認定した団体)に対する寄附が対象となります。
- ※2
- 本学は2014年、末松安晴栄誉教授・元学長からの寄附を原資として東京工業大学基金の中に「末松基金」を設立しました。末松基金は、末松栄誉教授の、研究者だけが覗き見られる隠れた未来の姿を現実の社会へ引き寄せて定着させる活動が、澎湃として湧き出すことを望む思いを継承し、研究活動を奨励するため設立されたものです。
滝氏は1963年3月に本学理工学部 機械工学科を卒業後、1996年に飲食店情報サイト「ぐるなび」を創業し、現在は株式会社ぐるなびの代表取締役会長をされています。また、滝氏は第46回運輸省交通文化賞(1999年)、東京都功労賞(2003年)をはじめ、数々の賞を受賞しています。