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中臺一博特任教授が総務省「異能(inno)vation」ジェネレーションアワード部門分野賞を受賞

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10月24日、総務省の「異能(inno)vation(イノベーション)」プログラムの「異能ジェネレーションアワード」授賞式が行われ、工学院 システム制御系の中臺一博特任教授の「ドローンが耳を澄まして要救助者の位置を検出 ―災害発生時の迅速な救助につながる技術―」が、「何かが新しく聞こえるようになる」分野のジェネレーションアワード部門分野賞に選ばれました。

異能vationプログラムとは

ロゴ

総務省が2014年度から開始した、ICT(Information and Communication Technology 情報通信技術)分野において奇想天外でアンビシャスな技術課題に失敗を恐れずに挑戦する人を支援するプログラムです。破壊的価値を創造する奇想天外でアンビシャスな技術課題への挑戦を支援する「破壊的な挑戦部門」と、未来がより良くなるような、ちょっとした独自のアイデア等を、異能vation協力協賛企業と連携して表彰を行う「ジェネレーションアワード部門」から成ります。

中臺特任教授が分野賞を受賞したジェネレーションアワード部門には、今年は自薦・他薦で10,440件の応募があり、10の分野において最優秀技術として認められた、それぞれ10件の分野賞が選ばれました。

中臺特任教授
中臺特任教授

中臺特任教授のコメント

「ドローン聴覚」は、これまでの私の研究で培ってきたロボットの耳を実現する「ロボット聴覚」研究を災害現場で役立てられないかという発想から、2011年の東日本大震災直後に思いついたテーマです。ドローンに耳の機能を構築できれば、人が助けを求める声や携帯の着信音を検出できます。緊急車両も入れず、瓦礫に人が埋もれてしまっている災害地で、人を捜索する一手段を提供できるはずです。継続的な研究開発の結果、屋外模擬環境で実機デモができるレベルの技術となり、この一連の研究の成果に対して今回の賞をいただきました。本研究を一緒に進めていただいた奥乃博教授(早稲田大学)、公文誠准教授(熊本大学)、干場功太郎助教(神奈川大学)、多大な支援をいただいたImPACT タフ・ロボティクス・チャレンジ(田所諭プログラム・マネージャー)、中臺研究室のメンバーに深く感謝の意を表します。

ImPACTは、内閣府総合科学技術・イノベーション会議が主導する革新的研究開発推進プログラムです。
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