本学陸上競技部が、9月18日から20日にかけて熊谷スポーツ文化公園(埼玉県)で行われた第33回国公立27大学対校戦に出場しました。本大会は本陸上競技部が出場する大学対校戦の中でも最大規模の大会の1つで、レベルも非常に高い大会です。
男子5,000m、10,000mに出場した塩田匠さん(工学部 化学工学科 学士課程4年)は、2種目共に安定した走りで勝負強さを見せ、両種目で優勝を勝ち取りました。この結果が評価されて、本大会における優秀選手の1人にも選ばれています。
これは、前年度これらの種目で2冠を果たしている本学卒業生の松井将器さん(2018年3月 工学院機械系修士修了)に匹敵する結果で、現在の本学陸上競技部エースとしての存在感を十分に示しました。
男子4×100mリレー、4×400mリレーの2種目では、本種目で歴代最高順位となる2位という結果を残しました。決勝では、4×100mリレーで東工大歴代1位、4×400mリレーで東工大歴代2位の記録がマークされるハイレベルなレースが展開されました。
両種目で決勝に出場した妻木泰斗さん(生命理工学院 生命理工学系 修士課程2年)は、接戦となったレースで実力を発揮し、2位入賞の立役者となりました。妻木さんは男子200mでも3位入賞を果たし、他のリレーメンバーも見事なバトンワークと個人種目の疲労をものともしない走りを見せてくれました。
前任主将 横山毅仁さんのコメント(物質理工学院 材料系 学士課程3年)
私たち陸上競技部はこの国公立27大学対校戦を最大の目標に、シーズンのトレーニングを積んできました。負傷者が続出する中で、目標としていた総合3位には及ばなかったものの、総合5位という結果は予想を上回る健闘でした。2冠を達成した塩田さん、2種目リレーに出場した妻木さんをはじめ、多くの学部4年生以上の選手が研究活動の合間をぬって練習し、本大会では東工大陸上競技部をリードしました。私は材料系で有機材料を中心に学んでいますが、今後研究活動へ費やす時間が多くなっても競技を続けていきたいと思えました。若手選手にもまた、来シーズンに向けて精進してほしいと思います。
陸上競技部の紹介
私たち東工大陸上競技部は関東インカレ、各対校戦、箱根駅伝予選会などの大会に向け、自己記録の更新、チームの入賞を目標に日々練習に励んでいます。監督、コーチの方々からご指導をいただきながらも、各々が理想とするパフォーマンスを思い描き、選手同士がそれに向けたアプローチを議論し、実践できる環境ができています。
- 国公立大学陸上競技連盟|27大学
- 対校男子10000m|第33回国公立27大学対校陸上競技大会
- 対校男子5000m|第33回国公立27大学対校陸上競技大会
- 対校男子4×400mリレー|第33回国公立27大学対校陸上競技大会
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