11月14日に大岡山キャンパスとすずかけ台キャンパスにて震度6弱の地震を想定した防災訓練を実施しました。
大岡山キャンパスの総合訓練では各建物・地区に自衛防災地区隊を編成し、安否確認を行うとともに、益一哉学長を本部長とする非常災害対策本部を設置しました。その後、各班に分かれて施設の安全点検、特殊ガス等の漏洩確認、避難人数の把握、非常食の炊き出し等の訓練を行いました。
また、西9号館等で火災が発生した想定で消火訓練を行い、田園調布消防署等による梯子車を使用した救助訓練やレスキュー部隊による降下訓練の後、益学長の放水開始の指揮のもと、放水演習が行われました。
個別訓練においては、煙体験ハウスなど例年のプログラムに加え、田園調布警察署の協力により警視庁特殊救助隊の直接指導による災害救助訓練を行ったほか、東京消防庁のVR防災体験車においてバーチャルリアリティー映像を利用した災害の疑似体験を実施するなど、貴重な体験をすることができました。更に新しい試みとして、東工大ボランティアグループとマイスター(Meister)の2サークルの協力により、待機中の各避難地区へ向けて、非常災害対策本部に届く避難状況報告等の実況中継や個別訓練の案内等をユーチューブのライブ配信(YouTube Live)を用いて実施しました。
学生・教員・職員等多数の参加があり、様々な訓練を通して改めて防災への意識を高める機会となりました。