9月13日、フィリピンのデラサール大学において、第6回廃棄物の有効利用に関するワークショップ(WOW2018)が開催されました。ワークショップのテーマは、「廃棄物利用技術と持続可能な環境にむけた実践に関する多分野アプローチ」で、廃棄物の有効利用に関する議論を促進し、ソリューションを開発することを狙いとしています。
本イベントは、環境・社会理工学院、国際開発工学同窓会(IDEAL)、フィリピンオフィス、フィリピン同窓会(ATTARS)およびデラサール大学の共催により実施されました。参加者は学生を含めて約150名で、本学からは、環境・社会理工学院 土木・環境工学系の竹村次朗准教授、同学院 融合理工学系のウィナルト・クルニアワン助教とマリキット・イーデン・ガン特任講師、教育・国際連携本部の大即信明特任教授が参加しました。
ワークショップは、大即特任教授の基調講演「電気化学的補修・再使用方法の概要」と、竹村准教授の基調講演「持続可能な廃棄物マネジメント ―日本と東南アジアのケーススタディー」を含む6名の基調講演の後、12名の教員の講演や8名の学生のプレゼンテーションからなる同時セッションが行われました。参加者は、多くの東工大同窓生らと共に廃棄物処理に関する日本とフィリピン両国の研究技術交流を行うことができました。また、同時セッションの中では、竹村准教授による東工大への留学説明会も実施されました。最後は、フィリピン同窓会のジェイソン・マキシミノ・シー・オンペン会長と本学同窓会組織である蔵前工業会の小倉康嗣理事による閉会の辞をもって、大盛況のうちに終了しました。続く懇談会では、参加者たちが交流を深めました。