11月22日に一橋大学一橋講堂(東京都千代田区)において、「第13回四大学連合文化講演会」を開催しました。
四大学連合は、それぞれ異なる特色と強みを持つ、東京工業大学、東京医科歯科大学、東京外国語大学、一橋大学の4大学が連携することによって、これまでの高等教育で達成できなかった新しい人材の育成と、学際領域、複合領域の研究教育の更なる推進を図ることを目的として2001年3月に結成されました。
四大学連合のアウトリーチ活動として、四大学連合の8研究所が主体となり、「環境・社会・人間における『安心・安全』を探る-安全で安心の出来る社会-」をテーマに、一般の方にもわかりやすく最新の学術研究を紹介する文化講演会を毎年開催しています。
第13回を迎える今回は、東工大の益一哉学長が開会のあいさつを行った後、4大学を代表する4名の研究者が、科学技術、医療、政治、社会、経済など、さまざまな視点からの講演を行いました。本学からは、科学技術創成研究院 先導原子力研究所の竹下健二所長が、「福島第一原子力発電所事故で発生した汚染土壌の浄化技術」と題して、福島の早期復興を環境の視点から考える汚染土壌処理・処分に関する研究動向を紹介しました。講演者4名の動画は、四大学連合ウェブサイトからご覧いただけます。
平日の午後にもかかわらず、30歳代~70歳代の幅広い年代の260名の方に参加いただき、参加者からは「四大学それぞれの特色を生かした研究成果を知ることができ、大変参考になりました」などの声が寄せられました。
第14回四大学連合文化講演会は、2019年11月1日(金)に東京医科歯科大学 鈴木章夫記念講堂(東京都文京区)で開催する予定です。