東京工業大学附属科学技術高等学校(以下「附属高校」)が、採択されたスーパー サイエンス ハイスクール支援事業(以下「SSH支援事業」)において、2016(平成28)年度及び2017(平成29)年度の経理に係る不適切な事務処理を行ったことが確認されました。
不適切な事務処理に関する概要
2016(平成28)年度及び2017(平成29)年度のSSH支援事業において、附属高校の経理担当者が、SSH活動としての授業での英文アブストラクト作成指導に係る事業者への支払いに必要な経費(2016(平成28)年度1,053,500円、2017(平成29)年度1,726,780円)のうち、SSH支援事業に係る謝金基準で支払うことができない経費(一人当たり1日3時間を超える部分の謝金等)について、役務契約し支払う方法をとらず講師謝金に係る日数や時間を調整することにより支払われるようにする不適切な事務処理を行いました。
当該経費はすべてSSH支援事業を行うために使用したものの、事務処理が不適切であり、本学は、当該事実について、2018(平成30)年12月21日に国立研究開発法人 科学技術振興機構(以下「JST」)に報告し、その後、本学として学長裁定による調査委員会を設置いたしました。本学調査委員会による調査結果については、2019(平成31)年3月28日にJSTに報告しております。
今後、JSTの調査に全面的に協力するとともに、本学として必要な対応を進めてまいります。
学長コメント
この度、附属高校が経理に係る不適切な事務処理を行ったことについて、JST及び関係の皆様にご迷惑・ご心配をおかけしたことに対してお詫び申し上げます。
今後このようなことが生じないよう、再発防止に努めてまいります。
国立大学法人 東京工業大学
学長 益 一哉
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