今年度も5月29日から7月3日までの毎週水曜日19:00より、大岡山キャンパス本館で「東京工業大学提携講座」が開催されました。
今年は「宇宙(そら)は広いな、大きいな」と題して、今多くの関心を集めている宇宙とその探索の最新成果について、6名の教員がそれぞれ専門とする研究分野の宇宙科学全体における役割、並びに私たちの世界・物質観との関わりを説明しました。今年も6回すべて参加者は抽選となり、定員90名程の教室が各回とも出席者で一杯となって大変にぎやかな講座でした。
講座内容は以下のとおりです。
講演テーマ |
学習支援者 |
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宇宙の歴史と謎 |
山口昌英 理学院 物理学系 教授 |
重力波望遠鏡の開発 |
宗宮健太郎 理学院 物理学系 教授 |
アルマ電波望遠鏡で探る惑星形成の現場 |
野村英子 理学院 地球惑星学系 特定教授 <国立天文台 科学研究部 教授> |
太陽系の最果てを探る |
関根康人 理学院 地球惑星学系 教授 |
太陽系外惑星の探索 |
佐藤文衛 理学院 地球惑星学系 准教授 |
超小型システムによる宇宙開発 |
松永三郎 工学院 機械系 教授 |
おおた区民大学「東京工業大学提携講座」は、東工大側の窓口として理学院化学系の腰原伸也教授が学習コーディネーターをつとめ、20年以上にわたって大田区と東京工業大学が連携協力して開催してきました。
この講座の特徴としては、「自然科学交流会」という大田区社会教育関係団体が地元大田区と連携しながら、独自のアイデアに基づいてボランティアでテーマの企画、立案、本学教員からの講師の選択、区が配布するチラシの準備などを運営しています。
また、毎回区側がアンケートを行っており、聴衆層やその要望の把握に努めています。退職後の新たなる知的活動を楽しまれる方々、仕事の帰り道に寄る方を中心に、大学生、制服姿の高校生も多く、幅広い聴衆層となりました。そのため、教員は表現の仕方に工夫を凝らした熱気あふれる講義を行い、出席者から非常に高い評価をいただきました。
今後も区民の皆さんと協力し、学習の機会を提供をしたいと考えています。
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