9月20日、大岡山キャンパス東工大蔵前会館にて、令和元年度9月学位記授与式が執り行われました。
学士課程卒業生66名と修士課程230名、専門職学位課程11名、博士後期課程95名の大学院修了生に学位が授与されました。式には卒業生・修了生及びそのご家族など約600人が出席し、卒業生・修了生の新たな門出を祝いました。
式典は益一哉学長の式辞から始まりました。卒業生・修了生を支えられたご家族を賞する言葉に続き、卒業生・修了生に対し、既成の枠にとらわれない自由な発想で、新たに得た知識と専門性を、一見無関係に見える分野にも活かしていくよう激励しました。また、グローバルに広がる東工大コミュニティーと積極的につながり、世界に目を向け果敢に探索していくことを奨励しました。
続いて、上田紀行リベラルアーツ研究教育院長が、部局長を代表してお祝いの言葉を述べました。困難な技術的課題を克服する能力のみならず、世界をより良き未来に導くリーダーシップを発揮することを鼓舞し、アリストテレスの言葉を引用しながら、「勇気を持ってください。周りの人たちを力づけてください。」と、エールを送りました。
また、本学同窓会「一般社団法人蔵前工業会」の井戸清人業務執行理事(昭和48年理学部数学科卒)より祝辞をいただきました。井戸氏は、得られた英知と人的ネットワークを世界の平和と発展に役立てるよう、卒業生・修了生の活躍に期待を寄せました。
来賓祝辞に続き、卒業生・修了生への学位記授与と、リーディング大学院プログラムを修了した11名の修了生への修了証書授与が行われ、卒業生・修了生を代表して、環境・社会理工学院 博士後期課程修了生のニランカ・メナカ・ティショ・クマー・レヴェルさんが、謝辞を述べました。学内教職員の指導と助言に対しての感謝と、今年度卒業生・修了生は世界をより良い方向に変えることができると力強く宣言しました。
卒業生、修了生のみなさんのご健康と益々のご活躍を心よりお祈りいたします。