2019年10月12、13日に予定されていた東京工業大学の学園祭「工大祭2019」は台風19号の影響で直前に中止されましたが、12月21日に行われた「学園祭グランプリ2019」の企画「“幻の学園祭”プレゼン」に工大祭実行委員会が出場し、準備していたプログラムを紹介しました。
学園祭グランプリはイベント情報サイト「レッツエンジョイ東京」が主催し、首都圏の大学学園祭のナンバーワンを決めるコンテストです。2019年は141キャンパスがエントリーし、過去最大となりました。工大祭は2015年にMVP賞・地域活性化賞・SNS実行賞の3つの企画賞を受賞し、2018年は総合5位に入賞しています。
最終審査会の中で今年度が初めての特別プログラム「“幻の学園祭”プレゼン」が行われ、台風で中止になった計3大学の学園祭実行委員らが、幻に終わった内容を発表しました。
工大祭2019実行委員会委員長の芥川聖さん(理学院 物理学系 学士課程3年)らがテーマ「Hello World!!」に込められた想いや、工大祭の目玉企画である研究室公開企画、フリーマーケット、学生有志団体によるステージイベントなどについて発表しました。
Hello Worldという言葉は、プログラミングで最初に作る動作確認として有名です。工大祭が世界の無限な可能性へ踏み出す第一歩になればという思いで、2019年のテーマに選びました。研究室公開企画では、古代魚やハリネズミベイビーを展示し進化の物語を解き明かす企画やチタンの酸化反応を利用したオリジナルキーホルダー作り、たたら製鉄の実演などが予定されていました。掘り出し物がみつかるフリーマーケットも毎年人気を集めています。
工大祭2019は台風19号の影響でJR東日本の計画運休が決定し、来場者の安全の確保、並びに参加団体の来校が難しいため、前日の10月11日、2日間の全日程の中止を発表しました。
工大祭2019実行委員会委員長の芥川聖さんのコメント
工大祭2019は残念ながら台風により中止になってしまいましたが、学園祭グランプリで特別なコーナーを作っていただき、工大祭を紹介する機会となりました。
おかげで、準備した企画について、皆さんに知っていただくことができました。
4年に向けて講義も専門的な内容になってきて、学修も大変です。
そんな中で、学園祭を紹介するプレゼンを考えていると、大学や地域、企業の皆様、他にもさまざまな方々に支えていただいたことを改めて実感いたしました。
次年度の工大祭2020もどうぞよろしくお願いいたします。
工大祭2020
工大祭2020は、2020年10月10日(土)、11日(日)に開催予定です。
東工大ならではの、普段は見ることが出来ない最先端の研究・技術に触れることができる研究室公開企画や、各サークルによる模擬店企画など来場された皆さんに楽しんでいただけるよう、実行委員一同全力で準備を進めていきます。
ぜひ皆さんご期待ください。