東京工業大学は、インターネット上で誰でもいつでも無料で受講できる大規模オンライン講座MOOC(ムーク)※1を2015年10月より提供しています。すでに10コースを公開し、200を超える国と地域から10万人以上が受講しています。5月から人気コース「プログラミングしながら学ぶコンピュータサイエンス入門」の英語版として、「Introduction to Computer Science and Programming」を世界的なMOOCのプラットフォームedX(エデックス)※2で公開しました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年は世界中でMOOC受講者が急激に増加し、前年より6000万人も増えました。日本語からほかの言語への翻訳も求められています。
「プログラミングしながら学ぶコンピュータサイエンス入門」は渡辺治理事・副学長(研究担当)が担当し2019年8月に日本語で公開しました。今回、新たに公開した英語版では渡辺理事が英語で説明し、世界各地の英語を使う受講者の期待に応じることができました。
本講座は「計算を通じてコンピュータの世界を知る」ことを目的に開発されました。日本発のプログラミング言語「Ruby(ルビー)」で実際にプログラミングを体験しながら、コンピュータサイエンスの基礎を学びます。日本語・英語の両言語で学ぶことができ、高校生や大学生、社会人一般の方々がコンピュータサイエンスを学びはじめるのに適した内容になっています。また、講座のまとめでは、人工知能やデータマイニング、シミュレーションについて、コンピュータと計算の視点から考えていきます。
このコースは日本語版、英語版ともにYouTubeでも視聴できます。
Massive Open Online Course(大規模公開オンライン講座)の略語で、インターネットにつながる環境さえあれば、どこでも誰でも受講できる授業です。
マサチューセッツ工科大学とハーバード大学によって創立されたMOOC のプラットフォームであり、世界中の学生に、多岐な分野にわたる大学レベルの授業を無償で提供しています。東京工業大学も2014年に加盟し、TokyoTechX(トーキョー・テック・エックス)としてオンライン講座を提供しています。
当該コースの動画コンテンツはYouTube上でも視聴することが可能です。
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