Quantcast
Channel: 更新情報 --- 東工大ニュース | 東京工業大学
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4086

物質・情報卓越教育院 2021年度 修士課程学生の成果発表会および産学交流イベントを開催

$
0
0

東京工業大学物質・情報卓越教育院(TAC-MI)は9月28日に、修士課程学生の成果発表会および産学交流イベントをオンラインで開催しました。第1部は、2021年6月に開催した博士後期課程学生による成果発表会に続く、今年度2回目の成果発表会となります。修士課程の学生21名によるポスター発表を行い、本教育院の連携協力機関である企業の関係者や本教育院のプログラム担当者、協力教員、学生など、学内外から約110名が参加しました。午後の第2部では企業メンターと学生との面談を実施しました。続く第3部では、産学交流イベントとして、本教育院の会員企業25社が本教育院の登録学生に向けて、キャリア教育のための企業紹介を行いました。

当日のプログラム

  • 9:20 - 12:00 ― 第1部 : 修士課程の学生による成果発表会 ~ポスタープレゼンテーション~

  • 13:20 - 14:20 ― 第2部 : 企業メンターと学生との面談

  • 14:30 - 17:10 ― 第3部 : 産学交流イベント ~会員企業によるキャリア教育のための企業紹介~

  • 17:15 - 18:15 ― 第4部 : 全体交流会

第1部 : 修士課程の学生による成果発表会 ~ポスタープレゼンテーション~

第1部の開会式では、物質理工学院の須佐匡裕学院長および物質・情報卓越教育院の山口猛央教育院長が開会のあいさつを行いました。続いて、修士課程の登録学生21名が自身の研究についてのポスタープレゼンテーションを行いました。

今回のポスターセッションはZoomのブレイクアウトセッションを使って実施しました。発表ルームとして11個のブレイクアウトルームを作り、前半10名、後半11名の発表者が各ブレイクアウトルームに分かれ、1人あたり20分3回のプレゼンテーションを行いました。各ルームでは、博士後期課程2年生7名と本教育院の専任教員が司会やタイムキーピングなどを担当しました。

発表学生たちは、参加者が見やすくなるようにポスターを拡大・縮小しながら、工夫して説明を行いました。また、様々な分野の参加者に配慮し、研究の背景、課題、研究成果、情報科学をどのように使ったか、今後の研究の進め方などについて、分かりやすく説明しました。運営面では、ブレイクアウトルーム間にて同期がとれたタイムキーピングが実現し、効率よく発表が進みました。

参加した企業関係者からは「修士課程にしては研究内容・質疑応答を含むプレゼン能力の高さに驚きました」「発表・説明も分かりやすい学生が多く、今後博士課程に進学するに当たって期待が高まりました」などの感想が寄せられました。

成果発表会で発表した修士課程の学生と運営担当の博士後期課程2年生

成果発表会で発表した修士課程の学生と運営担当の博士後期課程2年生

第2部 : 企業メンターと学生との面談

第2部では、企業メンターと修士課程学生との面談を行いました。物質・情報卓越教育院では、企業メンター制度を導入しています。企業の研究、開発、技術、企画、マーケティング等の経験豊富な社員との面談により、学生の視野を拡げると共に、自身の強み弱みを把握し改善へのアドバイスを得るために設けられている制度です。1人の学生に対し、1人の企業メンターがつき、修士課程から博士後期課程までの間、継続的に見守ります。

本教育院では、修士課程の学生は年1回、博士後期課程の学生は年2回程度、企業メンターと面談を行います。学生たちは、午前の成果発表会にて企業メンターの方にポスタープレゼンテーションを見ていただいた上で、研究からキャリアに関することまで様々なアドバイスを受けました。

第3部 : 産学交流イベント ~会員企業によるキャリア教育のための企業紹介~

第3部では、本教育院の会員企業25社が本教育院の登録学生に向けて、企業紹介を行いました。本イベントは、第1部と同様に、Zoomのブレイクアウトセッションを使い、各ルームに分かれて企業紹介を行いました。

学生からは、「多くの企業の紹介に参加することができて、非常に良かった」「少人数で企業の方と対話できるのがとても有意義だった」「各企業で自分の専門分野を生かして活躍できるフィールドがあることを知ることができた」との声が寄せられ、大変好評でした。

会員企業からも、「企業の業務内容や博士のキャリアについて学生から積極的な質問があり、大変よいイベントだった。今後も学生との交流の頻度を増やして欲しい」との感想がありました。

参加企業 25社
AGC株式会社 / 旭化成株式会社 /ENEOS株式会社 / 浜松ホトニクス株式会社 / 出光興産株式会社 / JFEスチール株式会社 /JX金属株式会社 / 株式会社 カネカ / 花王株式会社 / LG Japan Lab株式会社 / 三菱ケミカル株式会社 / 三菱ガス化学株式会社 / 三井金属鉱業株式会社 / 日本電子株式会社 / 日本ゼオン株式会社 / 日産自動車株式会社 / パナソニック株式会社 / 昭和電工株式会社 / 住友電気工業株式会社 / 住友化学株式会社 / 太陽誘電株式会社 / TDK株式会社 / 株式会社 東芝 / 東ソー株式会社 / 東洋製罐グループホールディングス株式会社 (ローマ字アルファベット順)

企業交流イベントは、各企業の事業紹介に加え、企業で求められる人材や企業における博士人材の活躍の場について学生が知ることのできる良い機会となりました。

今後も物質・情報卓越教育では、企業との交流イベントを通して社会サービスの実装を見据え、地球規模の視野を持った産業界が期待する卓越した人材を育成していきます。

「物質×情報=複素人材」を育成する卓越した博士教育

物質・情報卓越教育院は、本学から申請した2018年度卓越大学院プログラム『「物質×情報=複素人材」育成を通じた持続可能社会の創造』が文部科学省に採択されたことにより、2019年1月に設立されました。

本教育院では、複眼的・俯瞰的視点から発想し、新社会サービスを見据え、情報科学を駆使して独創的な物質・情報研究を進める「複素人材」を産業界とともに育成します。

お問い合わせ先

物質・情報卓越教育院事務室

E-mail : tac-mi@jim.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-2943


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4086

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>