東京工業大学 理学院 地球惑星科学系の麻生尚文助教が日本地震学会の2020年度若手学術奨励賞を受賞しました。受賞対象研究は「多角的な視点による地震波動源物理学」です。
授賞式は6月16日の総会にて、受賞記念講演は10月16日の秋季大会にて行われました。
日本地震学会によると、同賞は、すぐれた研究により地震学の分野で特に顕著な業績をあげた若手研究者を対象とした賞です。
受賞コメント
この度は、たいへん名誉ある賞をいただき、光栄です。受賞対象研究をすすめるにあたり、沢山の方々にお世話になりましたが、その中でも、東工大にてクリエイティブな研究に取り組めているのは、活発な学生達を含め、恵まれた研究環境のおかげです。
私の取り組む、理学としての地震学は、必ずしも社会への実装が最終目標ではなく、地震という自然現象を理解する、知の探求です。そうした中で、防災に役立つ知見が社会から期待されていることも事実です。これからも、地震現象の解明を通して、皆様の期待に応えられるよう、尽力して参ります。