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夏の電脳甲子園「第28回スーパーコンピューティングコンテスト」を開催

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東京工業大学学術国際情報センターは、大阪大学サイバーメディアセンター、理化学研究所計算科学研究センターと共に「第28回スーパーコンピューティングコンテストSuperCon2022」(以下、スーパーコン)の本選を、8月22日から26日にかけて開催しました。このスーパーコンは、「夏の電脳甲子園」ともいわれ、1995年より始まったプログラミングコンテストです。高校生・高専生が4日間かけて難題を解くプログラムを作成し、その性能を競います。

従来は、東日本会場(東京工業大学)と西日本会場(大阪大学)に参加チームが集合し、コンテスト本選を開催してきましたが、新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、2021年度に続きオンライン開催となりました。本選は、2021年度同様に理化学研究所のスーパーコンピュータ「富岳」を使用し、予選を勝ち抜いた14校20チーム57名が参加しました。

スーパーコンピュータ「富岳」

スーパーコンピュータ「富岳」

本選では「オートマトンで文字列を区別しよう」という問題が出題されました。オートマトン理論は、60年以上の歴史がある計算機科学の一分野であり、プログラミング言語やパターンマッチなどへの応用も数多く知られています。今年の本選問題は、オートマトン理論のある有名な未解決問題にヒントを得て、作成されています。

課題説明

課題説明

あいさつをする益学長
あいさつをする益学長

閉会式は8月26日にオンラインで開催されました。当日は主催機関から、東京工業大の益一哉学長、理化学研究所の新田浩史計算科学研究推進室長、大阪大学サイバーメディアセンターの下條真司センター長からあいさつがありました。また、協賛機関などから、情報処理学会の高岡詠子教育担当理事、電子情報通信学会コンピュテーション研究会の宇野裕之委員長のあいさつや、文部科学省研究振興局の池田貴城局長のビデオメッセージが上映されるなど、参加者の奮闘ぶりがたたえられました。

理化学研究所の新田室長
理化学研究所の新田室長

あいさつする下條センター長
あいさつする下條センター長

役職名はコンテスト開催当時のもの

本選の結果は閉会式で発表されました。スーパーコン実施委員会委員長である東京工業大学学術国際情報センターの西崎真也教授が1位から3位までの結果を発表し、情報理工学院 情報工学系の中村誠希助教が本選問題の解説と解答について講評しました。

1位は灘高等学校「Citrus」、2位は渋谷教育学園幕張高等学校「noCrepuS」、3位は松本秀峰中等教育学校「bubuzuke」および東京工業大学附属科学技術高等学校「T0M0K4ZU」となりました。また、2021年に続き2連覇した灘高等学校「Citrus」には、文部科学大臣賞、学会奨励賞(電子情報通信学会情報・システムソサイエティスーパーコンピューティング奨励賞、情報処理学会若手奨励賞)が授与されました。

本選結果

1位   Citrus/灘高等学校

2位   noCrepuS/渋谷教育学園幕張高等学校

3位   bubuzuke/松本秀峰中等教育学校

3位   T0M0K4ZU/東京工業大学附属科学技術高等学校

お問い合わせ先

スーパーコン22実施委員会

Email sc22query@gsic.titech.ac.jp


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