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TAIST学生が学生交流プログラム2022により東工大に79日間滞在

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9月12日から11月29日までの79日間にわたり、「TAIST-Tokyo Tech学生交流プログラム2022」にてTAIST学生6人が東京工業大学に滞在しました。

研究成果発表会にて関連教員、TAIST賛助企業等の参加者との集合写真

研究成果発表会にて関連教員、TAIST賛助企業等の参加者との集合写真

TAIST (タイスト、Thailand Advanced Institute of Science and Technology)-Tokyo Tech(以下、TAIST)は、東工大がタイ政府からの要望により、タイにおける理工系分野での高度な「ものつくり人材」の育成と研究開発のハブ作りを目指して、2007年に設立し運営する国際連携大学院プログラムです。本学の教員がタイの連携大学の教員と協力しながら講義を実施し、TAIST学生の修士論文研究における副指導教員となって指導を行っていることが特徴です。

環境エネルギーイノベーション棟(EEI棟)前での記念撮影

環境エネルギーイノベーション棟(EEI棟)前での記念撮影

2015年度より、このTAISTを活用した派遣・受入プログラム「TAIST-Tokyo Tech学生交流プログラム」を実施しています。本受入プログラムでは、TAIST学生を本学に受け入れ、修士論文研究における副指導教員の研究室で修士論文研究を進め、また、本学の優れた研究環境のもと、本学学生と協働しながら研究活動に取り組むことにより、修士論文研究を飛躍的に発展させることを主目的としています。2020年度、2021年度は新型コロナウイルスの影響により本受入プログラムの実施ができなかったため、今回は3年ぶりの実施となりました。

「TAIST-Tokyo Tech学生交流プログラム」の派遣プログラムでは、本学の学生がタイにおいてTAIST学生と共に講義を受講し、タイの先端研究機関であるタイ国立科学技術開発庁(NSTDA)におけるインターンシップに参加します。

物質理工学院 道信剛志研究室訪問時に説明を受けるTAIST学生

物質理工学院 道信剛志研究室訪問時に説明を受けるTAIST学生

各TAIST学生は所属研究室内での交流を深めながら修士論文研究に取り組みつつ、本学教員の研究室訪問やキャンパスツアー、日本企業見学等のアクティビティにも参加し、希望者は本学の授業科目も履修するなど、79日間の滞在期間を満喫しました。
本学教員の研究室訪問では、教員から研究内容や実験設備についての説明を受け、TAIST学生たちは熱心に質問をしたり自身あるいは他の研究室の研究内容について、理解を深めたりしました。

キャンパスツアーで附属図書館を見学するTAIST学生

キャンパスツアーで附属図書館を見学するTAIST学生

日本企業見学では、TAIST賛助会員企業である日本精工株式会社の藤沢技術開発センター(神奈川県藤沢市)を訪問しました。製品開発の歴史等について説明を受けつつ展示されている製品を見て回り、時には手に取り操作することができました。実際に技術者として働いている方の専門内容について説明を聞く場もあり、学生たちは質問をしながら多くのことを学びました。

日本精工株式会社藤沢技術開発センターを訪問するTAIST学生

日本精工株式会社藤沢技術開発センターを訪問するTAIST学生

プログラムの最後には研究成果発表会が開催され、受入教員、本学教員、研究室のメンバー、TAIST賛助会員企業の方等が参加する中で研究成果の発表を行いました。各TAIST学生は、質問にも英語で的確に対応しました。
研究成果発表会後に、TAIST運営委員会の花村克悟委員長(工学院 機械系 教授)によりプログラム修了証書が授与されました。続いて行われた懇親会では、井村順一理事・副学長(教育担当)より乾杯のあいさつがあり、この2ヵ月半の滞在を振り返るとともに、TAIST学生に向けて今後の活躍へのエールが送られました。

懇親会にてあいさつをする井村理事・副学長

懇親会にてあいさつをする井村理事・副学長

タイへ帰国したTAIST学生たちは、引き続きTAISTプログラムにおいて修士論文研究の完成を目指します。TAIST修了後は、本学をはじめとする国内外の大学の博士後期課程への進学や、グローバル企業への就職等、本学滞在で得た経験を生かし、世界を舞台に活躍することが期待されます。

参加したTAIST学生のコメント

  • このプログラムは、多くの経験、環境分野に関する知識、修士論文に向けたアイディアを得ることができる、とても良いものでした。

  • アクティビティは素晴らしいもので、東工大を深く知ることができました。日本精工株式会社への訪問で展示物を見せていただいた際や、東工大の研究室を訪問した際は、そこで働いている方々の仕事内容や熱心さに驚きました。

  • 指導教員や研究室のメンバーはとても親切でした。分からないことがあれば何でも聞くことができ、多くのことを学べました。このプログラムによって多くのことを経験でき、将来の勉強に対するモチベーションが得られました。

東工大基金

このイベントは、東工大基金によりサポートされています。

東工大への寄附 > 東京工業大学基金

お問い合わせ先

研究推進部国際推進課国際推進グループ

Email taist@jim.titech.ac.jp


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