東京工業大学リーダーシップ教育院(以下、ToTAL)は、12月5日に第5期生(12月登録)の登録式およびオリエンテーションを毎年開催していた大岡山キャンパスではなく、今回初めてすずかけ台キャンパスにて行いました。また2020年よりオンラインだった登録式を3年ぶりに対面のみで開催しました。
登録式に先駆けて行われたオリエンテーションでは、学生が所属する学院の系・コースにおける専門教育に加えて受講する「社会課題の認知」「グローバルコミュニケーション」「リーダーシップ・フォロワーシップ養成、合意形成」「オフキャンパスプロジェクト(3ヵ月程度)」「幅広い教養」などのリーダーシップ教育院が提供するカリキュラムや学修計画などについて、教員から登録生へ説明がありました。
ToTALは卓越した専門性に加え、変化の激しい時代に、グローバルシチズンとして自他を活かし、新たな価値を創出するリーダーシップを備えた人材の育成をミッションとして2018年4月に設立されました。この教育プログラムは、大学院修士課程・博士後期課程一貫(最長5年間)のリーダーシップエクセレンス教育を提供します。
登録式の冒頭では、井村順一理事・副学長(教育担当)が、ToTALの選抜試験に合格し、登録生となった学生に祝辞を述べ、ToTALがほかに類をみない先進的な授業やワークショップを開催している教育プログラムであり、この教育環境を有効に活用してリーダーシップ力を身につけ、専門分野での研究活動などToTALの外でもその力を発揮してほしいと話しました。
続いて、佐藤勲理事・副学長(企画担当)が、リーダーシップのマインドセットやスキルの習得に加えて、ToTALで出会う人との繋がりを大切にし、ToTALの高度な授業やワークショップにチャレンジしてほしい、と登録生に祝辞を贈りました。
秋山泰教育院長はあいさつの中で、世界が先行き不透明な厳しい時代に直面していることに触れ、柔軟かつ逞しく物事に対応していく力が必要だと語り、ToTALが提供する豊富な学びの機会を通してさまざまな人と出会い、対話を重ねることによってその力を身につけてほしいと述べました。リーダーシップ教育院教員の紹介後は、井村理事・副学長(教育担当)が各登録生に登録許可証を授与しました。
最後に、登録生が自己紹介とリーダーシップ教育院における抱負などを語り、記念撮影を行って登録式は締めくくられました。
登録生が登録式で語った抱負の一部
- ToTALでさまざまな課題の解決に向けて自主的に取り組む力をつけ、たくさんの仲間とのコミュニケーションを大切にしたいと思いました。
- リーダーシップとは何か、また、自分はリーダーの役割をどう果たせばよいか、という問いに対して、ToTALで自分なりの答えをみつけたいです。
- 多角的な視点から物事がみられるようになりたいので、人の声に耳を傾け、理解できるよう努めていきたいです。
- これまでグループワークなどを行う中で、有能なメンバーが集まっても、互いへの理解が乏しいがために、良い結果が得られなかった経験があります。人の性格や適性などを踏まえ、チームで高い成果を上げるためにはどうすればよいかをToTALで学びたいです。
- グローバル・インパクトを起こすために、また、グローバルなレベルでのリーダーとなるために、ToTALで経験豊富な教員やさまざまなバックグラウンドを持った仲間からの学びによって、コミュニケーションスキルを向上させたいと思います。
- ToTALで協働の力を身につけ、総合的に自分のスキルを磨き、いずれ社会に還元できる人間になりたいです。
- リーダーシップ教育院(ToTAL)
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