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第9回イブニングセミナー「デジタル天体観測会」を開催

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東京工業大学 学生支援センター 未来人材育成部門学修コンシェルジュ窓口は、学修コンシェルジュ・ジュニア(学生支援センター未来人材育成部門に所属する学生スタッフ)が企画する第9回イブニングセミナー「デジタル天体観測会~都会から深宇宙を覗く~」をTaki Plaza屋外の広場で12月19日に開催しました。留学生5人を含む、学士課程1年から修士課程2年まで幅広い年代の東工大生12人が参加し、電子観望と呼ばれるカメラを用いた手法で、都会から肉眼では見ることが難しい星雲や星団を観測しました。

天体望遠鏡など、一部の機材の提供は天文研究部

事前レクチャーを受ける参加者
事前レクチャーを受ける参加者

実際に屋外でデジタル天体観測を行う前に、Taki Plaza地下2階のワークショップルームで事前レクチャーが開催されました。天文研究部OBの学修コンシェルジュ・ジュニアが「デジタル天体観測を120%楽しむための説明」と題して、天体観測における基礎知識や望遠鏡の仕組みや画像処理などについての解説を行いました。

オリオン大星雲について解説したスライド

オリオン大星雲について解説したスライド

天体観測を行うために観測場所に移動すると、この日は雲一つない夜空で、大岡山キャンパスからも多くの星を見ることができ、事前のレクチャーで紹介されたオリオン座やオリオン大星雲などをはじめとする天体を参加者は確認することが出来ました。

オリオン大星雲を探す参加者

オリオン大星雲を探す参加者

熱心に説明を聞く参加者
熱心に説明を聞く参加者

通常、大岡山キャンパスなどの都会では光害の影響が大きく、肉眼では星雲などの光の弱い天体を見ることができません。しかし、光害の影響を弱める特殊なフィルターと天体用カメラを組み合わせ、リアルタイムで画像処理することで、肉眼では見えにくい天体(オリオン大星雲)も映し出すことができました。参加者は都会で天体を観察できることに驚きながら、カメラが捉えたリアルタイムの天体の様子を、スクリーンを通して観察しました。

実際にスクリーンに映し出されたオリオン大星雲

実際にスクリーンに映し出されたオリオン大星雲

また、時間経過ととも画像のノイズが減り、天体の姿が鮮明になっていく様子も同時に観察することができました。実際の画像でその変化を目の当たりにし、事前のレクチャーで説明は受けていましたが、どのような処理をしているのかなど、質問が参加者より多く寄せられました。

イブニングセミナーでは、今後も引き続き季節ごとの様々な天体を紹介していきます。

  • 企画・運営・講師担当
    学修コンシェルジュ・ジュニア/天文研究部OB 林和輝さん(工学院 機械系 学士課程4年)
    学修コンシェルジュ・ジュニア/天文研究部OB 小久保伊織さん(工学院 電気電子系 学士課程4年)
  • 協力(機材設置・観測中のインストラクション)
    天文研究部OB 福永翔一郎さん(環境・社会理工学院 融合理工学系 学士課程3年)

お問い合わせ先

学生支援センター未来人材育成部門
学修コンシェルジュ窓口

Email concierge.info@jim.titech.ac.jp


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