11月7日の昼休みに、My Study Abroad 留学報告会を開催しました。国際室が募集する留学プログラムにより留学した学生によるこの報告会は、授業期間中、月1~2回開催されています。今回は、次の4名が発表しました。
プログラム名 |
所属・学年 |
氏名 |
留学先 |
---|---|---|---|
ルノー財団プログラム |
大学院理工学研究科 機械制御システム専攻 ・博士1年 |
讃井涼子 |
ParisTech/フランス |
大学の世界展開力事業 |
大学院理工学研究科 機械制御システム専攻・修士2年 |
加藤万裕 |
ジョージア工科大学/アメリカ |
派遣交換留学 |
大学院生命理工学研究科 生物プロセス専攻 ・修士2年 |
飯塚遥香 |
スイス連邦工科大学チューリヒ校/スイス |
派遣交換留学 |
工学部 経営システム工学科・4年 |
王舒 |
メルボルン大学/オーストラリア |
ルノー財団プログラムはフランス語で専門教育を受け、渡航費・学費・奨学金が財団から支給されるプログラムです。讃井さんは、未来の交通システムと電気自動車に関する知識を修得する「モビリティと電気自動車」というプログラムを選択しました。このプログラムは、授業、研究室でのインターンシップ、企業インターンシップと三段階に構成されています。機械工学を専門としながら電気工学を基礎から学べたことや、企業で働くエンジニアと一緒に仕事ができたこと、成果を修士号取得という形に残せたことが大きな収穫だったそうです。また、世界中から学生や研究者がいる中で研究を行ったことにより、自分の意思を積極的に表明し、相手と意見をすり合わせることの重要性や、日本人としてのアイデンティティを再確認することができたと報告がありました。
大学の世界展開力強化事業は研究活動がメインのプログラムのため、応募前に留学希望先の大学研究室から受入内諾を取る必要があります。加藤さんは、ジョージア工科大学で研究室に所属して自分の研究を進めながら、専門外ではあるけれども研究に役立ちそうな授業を履修しました。それぞれ高い水準を要求されるので両立させるのは困難でしたが、無料で利用できるジムで友達と運動したり、長期休暇には旅行をして気分転換しながら、2学期にわたる留学生活を充実させたそうです。
スイス連邦工科大学チューリッヒ校に留学した飯塚さんも、研究活動に重きを置きながら、いくつか授業の聴講をしました。受入先の研究室では博士課程の学生がスーパーバイザーとして面倒を見てくれたため、充実した研究をすることができたそうです。研究室や滞在した寮には様々な背景を持つ方が所属していたので、「相手に主張する」ことの大切さを実感したそうです。多様な文化に触れ、友達がたくさんでき、その結果、日本のよさを再発見したと報告してくれました。
メルボルン大学に留学した王さんからは、毎日の授業は課題が大量に出され大変だったが、懸命に勉強する学生たちの中で集中して勉強することはやりがいがあったと報告がありました。一方で、勉強をしていないときは、のんびりしているオーストラリアの風土に浸ってリラックスしたそうです。なお、留学中に遭遇したトラブルに対して、留学前に入った保険を利用したり、友達の助けを借りて乗り越えたことを、臨場感あふれる様子で説明しました。不足の事態に備えて、海外旅行保険に入ることの重要性を主張していました。
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